*空想の世界
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室の奥の方にきちんと積み重ねられていて頑丈そうな金具で縛られているから、落ちてくる心配はなさそうです。
机はきちんとしまわれているのになぜかセットの椅子が教室に無造作に放置されているのか、少し不思議だったけど今はそんなのどうでもいいです。
入口近くにあった椅子を手前に引き寄せて、よいしょっと座り一休憩です。
こんな誰からも忘れ去られてしまったような旧校舎の教室、やっとわたしだけの世界が創れました。一人の世界でぽつんと一人でいるのが一番楽でいい、ここならじゅっちゃんのような諸刃の剣に会わなくていい、まさかこんな寂れた場所なら誰かが来てこの世界を邪魔するなんてありえな……。
「先客ですか〜。珍しいですね〜」
……い。と、思っていたのに誰かが入って来ました。知らない男の子がわたしだけの世界に不法侵入してきました。
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