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ユキアンのネタ倉庫 ハイスクールD×D
ハイスクールD×D 革新のリアン5
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で選出されている。オレの兄はやる気はあるが政治センスが致命的に不足している。ソーナの姉は能力が無いとは言わないが低い。残りの二人はやる気がない。それでも500年程前に起こった大戦期より前よりはマシになっているのが現状だ。中世の暗黒時代を知っているか?アレより酷い状態だったんだぞ」

そこだけは評価できる。だが、そこからが続かない。独自の技術の発展はなく、技術は人間界からの輸入と模倣のみ。その家独自の血統魔術も混血により薄まってすらいるにも関わらずそれに気付いても居ない。むしろ、血が薄いはずの兄上の方が本家のバアル家の誰よりも力が強い時点で察せない時点で未来はない。オレは鍛え上げたから例外だ。

「独自産業もなくなんとかやって行けているのは、人間から巻き上げているからだ。だが、それもいつまで続くことやら。歴史がそれを証明しているんだがな」

「歴史が?」

「神話と言ったほうが正しいか。堕天使が産まれたのは、天使だけが持つ知識や技術を欲した人間がハニトラで堕天させたのが始まりだ。本人が言ってた」

「本人って」

「普通に生きてるぞ、堕天使アザゼル。元から研究者の資質があってな。女体の神秘に触れてそれを追求する内にな。ちなみにまだマシな方でな、SMプレイだったり、レイプだったり、スカトロだったり、結構酷いぞ。今は他にも娯楽が多いからな。ゲーセンに嵌って堕天したり、ケーキバイキングに嵌って堕天したり、競馬に嵌って堕天したり」

「落差が激しすぎませんか!?」

「あまり気にしすぎるとハゲるぞ。書類はこれでOKだな。最後に、右手を出して」

リーダーで一誠の右手を読み込んで登録を終わらせる。

「これでいつでも冥界に転移できる。一度は絶対にこういう列車で冥界に入らないといけないのが欠点なんだよな。ああ、それから、あまり女にハマりすぎるな。死ぬぞ」

最後に釘を差しておく。あまりに酷くなりそうなら地獄の調教も施す。傭兵団でも新人がたまに陥る病のようなものだ。矯正仕方は熟知している。まあ、超一流の相手だ。上手いことコントロールしてくれるだろう。そして前世からの癖で書類を仕上げた後に懐からタバコを取り出そうとして空振って苦笑する。

もう18年も吸っていないのに癖は何時までたっても抜けない。飴でも突っ込んでおこうかと思いながら代わりに逆の内ポケットから護符を取り出し、問題がないかを確認する。やはりというべきか、呪いを扱う相手はほとんど居ないのだろう。自然劣化している分以外は全く問題がない。

専門の使い手がいないことに若干寂しく思いつつ、呪い返し合戦等といった危険な行為をする機会が少なくて済むといったことに嬉しく思う。

列車が冥界のオレの領地に着いた所で書類を持って一誠と共に降りる。そこには既にマリータとその直属
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