ハイスクールD×D 革新のリアン5
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夢を見る人が回ってくる。3個ぐらいなら覚えきれるだろう」
イザイヤがアイマスクを付けた後に役のカードをシャッフルして参加者に配って役を確定させる。オレの今回の役はブギーマンか。一番面倒なものが回ってきたな。正解と不正解を均等になるように調整する役か。
全員が確認した所で砂時計をひっくり返してイザイヤから時計回りにキーワードのヒントを言っていく。途中で砂時計がエラーを起こしたために再度やり直したために記憶がこんがらがったイザイヤが頭を抱えながら解答したキーワードをつなげて夢を作ろうとするも途中でリタイアした。
「砂時計のエラーでもう無理です。その前後で自分が何を言っていたのかわからなくなりました」
「砂時計のエラーはどうしようもないな。やはり付属品ではなくマイ砂時計を使うか」
部屋の隅にあるサプライボックスから砂時計を取り出す。特注品で1分毎に10分まで計れる砂時計の中から2分用を取り出す。
「ほれ、一誠」
普通の高校生なら絶対に取れない速度で砂時計を投げつけ、それを楽々キャッチする一誠を見て安心する。
「とりあえずの基礎は出来上がったみたいだな」
「この一週間で何回死にかけたことか分からないですから」
「安心しろ。一回も死にかけてないから。あんなのは準備運動だ」
「嘘だ!!一週間でこんなことが出来るようになってる時点で絶対に嘘だ!!」
「普通に学園に通い夕食後から就寝までの間に限定して基礎を仕込んでいる最中だ。それが終わるまでは潰さないようにしてるだろうが。夏休みは冥界の方で集中的に鍛え上げる。前にも話したが、お前の対になる白龍皇は10年鍛えてきている。その10年分をこっちは1年で鍛え上げる。今は地獄の一丁目の前で整理番号を配られてるだけだ」
立ち上がったついでに専用のコーヒーメーカーから泥水をカップに入れる。その隣に置いてあるハードすぎるビスケットも手に取って口に放り込み、噛み砕く。それを見ていたメンバーが驚いている。至近距離で撃たれた拳銃の弾を受け止める硬さのビスケットをふやかさずに噛み砕いているからな。それからテーブルに倒れ込んでいる一誠に人参をぶら下げてやる。
「ああ、そうそう、今週の金曜日の夜から土曜日にかけての予定を開けておけよ。約束通り例の場所に連れて行ってやるよ」
「マジっすか!?」
「この程度のことで嘘なんか言わないさ。持ち物は特に持ってこなくていいぞ。貴重品位だな。ああ、準備運動もその時だけは免除してやる」
「ありがとうございます」
そんな話をしたのが月曜日で、現在は金曜の夜。オレは一誠を連れて冥界へと向かうオレ専用の列車で移動中だ。
「こことここにサイン、こっちにはさっき渡した判子を。サインは冥界の言語で書く必要があるからこ
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