ハイスクールD×D 革新のリアン5
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こんなことが出来る。とりあえず、事実として受け止めてくれ。話が続けられないからな」
「は、はい」
「では続ける。なぜ命を狙われたのか。それは神器が関わってくる」
「神器?」
「人間だけに備わることがある特殊能力を秘めた道具、それが神器だ。宝くじが当たったとでも思えばいい。殺してでも奪い取られる可能性がある宝くじだがな」
「……ネタですよね?」
「兵藤一誠はねんがんのアイスソードを所持していたのが発覚した」
どこからともかくフリップボードを取り出す。そこには
そう かんけいないね
=>殺してでも うばいとる
ゆずってくれ たのむ!!
「馬鹿をやっていないでちゃんと説明してあげなさい」
生徒会長にツッコミを入れられて渋々フリップボードを先程の紙のようにボロボロにして片付ける。
「一般人相手に説明って難しいんだよな。まあ、冗談でもなく真面目に神器を持つ限り命を狙われる確率が高くなる。駒王の地にいる限りはオレの手のものが護衛につける。陰ながらだがな。急に近づいてくるやつが居たら警戒しろ。初手ぐらいは躱してくれると助かる。ちなみに後2人、昨日の堕天使の仲間が居るからな」
懐から2枚の写真を取り出して見せてくれる。この季節にコートを来て帽子を被っている中年ぐらいの男と青い髪の仕事のできる女の写真だった。
「他にも居たが、昨日の様子を見ていて自首してきてな、中々肝も据わっていて期待できる逸材だった。くくっ、鯱には笑わされたぜ」
「私は何も言えなかったわよ。何よ、鯱って」
「一体何が?」
「自首してきた時にオレの手のものがロープでぐるぐる巻きにしててな、脅しながら最後の言葉ぐらいは聞いてやろうと言ったらちょっとロープを緩めろってな。そんで緩めてやったらうつ伏せの状態で足を上げて鯱ってな。笑わせてもらったよ。殺されるかもしれない雰囲気の場で一発ネタだ。後で聞けば自分が殺される可能性は低いはずで、けど、尋問で精神的に疲労してポカをするぐらいなら先に場を壊してしまえばなんとかなると思ったそうだ。見事に読みきったそいつは街から離れたよ。再就職先を紹介してな」
「就職先?」
「人外でもな、ある程度の知能があると最終的には人間とほぼ変わらない社会構成になるんだよ。更に言えば人間社会よりも厳しい。生まれで殆どが決まる。努力で何とかするやつも居るが、能力の上限を破ることは難しい。下っ端はよほどの運がなければ上には上がれない。上のやつに目を付けてもらえないとな。その一発逆転にアイスソードを」
「そのネタを引っ張るのは止めなさい」
「まあ、宝くじを賄賂に上に上がろうとしてるんだな。覚醒させていなければ遅れを取る可能性は低いから。それでめでたく狙われたってわけだ。オレの管理
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