ハイスクールD×D 革新のリアン5
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で手足から引き抜いたメイドと執事が揃っている。
「お待ちしておりました、リアン様」
「ご苦労。明日香、新しい眷属だ。顔を覚えさせておけ。和弘、一誠を着替えさせてくれ。浩史、書類は揃っているからあとは任せる」
メイドと執事に次々と仕事を振ってこの場から離れさせる。その仕事ぶりを正確に評価し褒美を与える。それが正しく出来る者が居なかったために手足の者たちは燻っていた。
過剰な評価や褒美は害にしかならない。情をかけてはならない。道具として扱い、道具としての評価を与え、道具として処分する。それが出来ない相手とは付き合いを持たずにストイックに生きてきた隠密集団。オレ達傭兵団と同じ生き方をしてきたからこそ扱える逸材だった。全くもって良い買い物だったと改めて思う。
「マリータ、今回は何件だ」
「3件です。材料はすべて手配済みです」
マリータから差し出された『主夫のお供~フレンチ編~』と書かれたレシピ本を速読してから滅びの魔力で消滅させる。見た目はレシピ本で中身も一見普通のレシピに見えるが、実際はこれから密会を行う貴族達の弱みが暗号で書き綴られていた。
「中々の仕事ぶりだ。次はイタリア南部の物を頼む」
これも次のターゲットを示す隠語だ。稚拙なものだが、これだけで悪魔の誰にも気づかれることもない。
「かしこまりました。それから、駒王町にシスターが入ったようです」
「いつも通りで構わないだろう」
「それが、少々厄介と申しますか、『聖女』アーシア・アルジェントなのです」
「何?あの『聖母の微笑』持ちのか?詳細は」
「分かっている時点では教会を追放されたということだけです」
「破門ではないと?」
「はい。どうも、中途半端です。調査のために現地に数人送り込みました」
「最優先で支援しろ。生まれから全てひっくり返せ。罠の危険性もある。護衛に上忍と中忍を追加で付けろ」
「手配しておきます」
出来るだけ密会を早く終わらせる必要があるな。どうしてこう厄介事が降ってくるのか。前世の行いが悪かった所為か?圧制者をよくしばき倒していたけど、その祟りか?お祓いはきっちりやってるんだけどな。ため息を付いて、一誠をVIPとしてオレが経営しているそっち系の店に放り込んでやる。酒と煙草以外は好きにして構わないと店の方には言ってある。あと、どんなプレイをしたのかをこっちに報告させるようにもな。矯正にはこれが一番効くのだ。
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