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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
0.5話〜槍兵と執務官 改定版
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ide フェイト


クー・フーリンさん。又の名?を衛宮ランス。第一印象は格好は変だし、ちょっと怖かった。歴史に名を残す程の人なのにスケベな人。だけど、物珍しそうに隊舎の中を見る姿が子供っぽくて可笑しかった。
調整室に入った私たちを出迎えてくれたのはシャーリーだった。


「あ、フェイトさん。あの、そちらは……」
「今日付けでここに配属になった衛宮ランスだ。よろしくな」
「ええ。こちらこそ。シャリオ・フィニーノです。シャーリーって呼んでください」


お互いに自己紹介も終えたようで話題がデバイスに移る。


「で、ここにいるってことはアンタがデバイスマイスターか」
「ええ。衛宮さんはデバイスは?」
「持ってねえんだ。だからいろいろと教えてくれると助かる。それと、俺の事はランスでいいぜ」
「わかりましたよ、ランスさん。それでですね、デバイスというのは………」


シャーリーの説明を聞いて表情がコロコロ変わっている。
悪い人じゃないみたい………と、思っていた私は不意にバランスが崩れるのを感じた。


「フェイトさん!危ない!!」
「え?」


足元にあった部品に気が付かずに私は転倒していた。
ぶつかる、と思い身構えたが、衝撃は軽かった。呆然としていた私にかかる声。


「全く、気をつけろよな」


それはランスさんのもの。しかも私はランスさんに抱きとめられていた。
それもお姫様抱っこで。


「……………ごごご、ごめんなさい!!」
「いや、気にするな」
「そ、それより………」
「ん?なんだ?」
「お、降ろしてください……」
「ああ、ほらよ」


乱暴な口調とは違い、優しく降ろしてくれる。こういうことには慣れている様だ。


「いや〜すごい反射神経ですね〜」
「まあな」
「あ、あの……」


お礼を言おうと話しかける。
だが、苦手意識が抜けきってないためかたどたどしくなってしまった。


「なんだ?」
「ありがとう、ございました……」
「いや、いーって。それより、怪我はねえか?」
「は、はい。おかげさまで」


一連の会話を聞いていたシャーリーが話に入ってくる。


「そういえばフェイトさん、なんで敬語なんですか?」
「あ〜なんかよ、俺に苦手意識があるみたいなんだ」
「え!?こんなに面白くていい方なのに……」
「おう、ありがとよ。でもなぁ、初対面でちょっと………」
「何かあったんですか?」
「ビンタされた」
「………………え!?」


その言い方じゃあ私が悪者みたい……。


「そ、そんな言い方しなくても……」
「事実だろ?」
「はうう……」
「まあフェイトさん、男性に免疫ないですから……」
「そ
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