暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1903話
[1/5]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
 番人シャドウを倒し、荒垣のカストールの暴走問題も片付き……そしてついでに順平との仲も改善した俺達は、双方向ターミナルでエントランスに戻ってきた。

「アルマー! それに岳羽と荒垣、伊織も。無事だったのか。遅かったから、てっきり何かあったのかと思ったぞ」

 エントランスに姿を現した俺達を見て、桐条が早足で近づいてくる。
 エントランスには、桐条以外にも真田と有里の姿もある。
 真田の方は荒垣の様子を見ると何か思うところがあったので、無言で近づいていく。
 有里は……何だかぼーっとしていて、俺達の事にもまだ気が付いている様子がない。
 時々エントランスで、有里はこんな風になるよな。
 一体、何がどうなってこうなっているのかは分からないが、それでもいつもは問題がないし、気にする必要もないんだろう。

「怪我は?」
「ああ、その辺りは全員無事だ。ちょっと25階で番人シャドウと戦ってな」
「……昨日の今日でもうか? 随分と進んだものだな」
「そうだな」

 17階から25階までを一気に踏破したのだ。桐条が驚きの表情を浮かべるのも、無理はないだろう。
 まぁ、桐条は25階が番人シャドウのいる場所だとは、思ってもいないだろうが。

「とにかく、無事で何よりだ。……伊織との件も……問題はないようだな」

 俺と順平の間にある雰囲気を感じ取ったのか、桐条は安堵の息を吐く。
 今日俺と一緒に行動して、それでもどうにもならないようであれば、最悪順平をどうにかするってところまで考えていたらしいからな。
 そんな訳で、桐条にとっても今回の結果はこれ以上ない程に最高のものだった訳だ。

「まぁ、そんなところだ。そっちは……どうだったんだ? 今日は無理しなかったんだろ?」

 こうして見る限り、エントランスからサポートしていた桐条はともかく、有里と真田に怪我があるようには見えなかった。

「ああ。今回は伊織もいなかったから、かなり安全策でいったからな」
「それで、今は何階だ?」
「14階。……もうすぐアルマー達に追いつけると思っていたのだがな。まさか、一気に25階まで攻略するとは思わなかった」

 唖然とした様子で告げてくる桐条だったが、正直俺もそこまで行けるとは思っていなかったんだよな。
 いや、勿論俺が全力で戦ってもいいのであれば、その辺はどうとでもなっただろうが……生憎と、俺の戦闘よりもゆかり達に戦いをさせる方を優先させてたし。
 だが、いつもはゆかりだけが戦っているのだが、今回からは荒垣も戦いに参加し始めた。
 そして今日だけだが、順平も戦力として数える事が出来たのだ。
 ……もっとも、順平はまだ1人前の戦力として見る事は出来ず、0.5人前……いや、0.7人前くらいか?
 何だかんだで、今回の8階を攻
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ