0246話『レイテ沖海戦、前篇終了、冬に備えての宴』
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るのは涼月、君だ。頼んだぞ」
「わかりました。それでは最後を務めさせていただきます」
そういって涼月も壇上に立って、
「私は秋月型防空駆逐艦、その三番艦の涼月です。みなさんとこれからも海の平和を守れるように頑張りたいと思います。そして秋月姉さん達と同等に坊ノ岬組のみなさんは私の事を長い間待っていてくれたことを聞いてとても嬉しい気持ちで一杯です……。そしていつか……いつかお冬さんもこの鎮守府に来れる事を祈っています……。最後になりますがどうか、これから私の事もよろしくお願いします」
涼月の挨拶が終わると一番大型艦の大和が泣きながら、「涼月さん、よかったですよー……!!」と柄にもなく大声で泣いていた。それにつられてか他の坊ノ岬組のみんなも涙を流しながら涼月の着任に関して喜んでいた。
「よかったな、涼月。そして四人とも、これからよろしく頼む」
「了解だぜ!」
「うふふ、わかりました」
「よろしくお願いしますね」
「はい。この涼月、姉さん達に負けずに頑張らせていただきます!」
四人からの返事も貰えて、これで自己紹介も終わったので、
「それじゃみんな。まだ今回の作戦では半分しかレイテ沖海戦は終わっていないから気持ちを切り替えて次の作戦まで備えてくれ」
「「「了解!」」」
「よし、いい返事だ。それじゃ後は明日に響かないように各自飲んで食べて楽しんでくれ。さらには今夜に発表される多摩の改二も楽しみにしているぞー!」
「にゃ! 任せろにゃ!!」
多摩も気合のこもった返事をしてくれたので、私はグラスを持つ。
それを見てかみんなも各自でコップやグラス、瓶などを持ちながらも私の人事を待っている。
焦らすのも悪いと思ったので、
「いくぞみんな、乾杯!」
「「「かんぱーい!!」」」
私のその一言を待っていたのか一斉に騒ぎ始めるみんな。
それを見ながら私は満足そうに笑みを浮かべて、
「それじゃ榛名。私達も楽しむとしようか」
《はい、提督》
榛名とともにみんなの輪の中へと入っていくのであった。
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