第零話
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分の作業をしていましてですね。小腹が空いた訳なんですよ。それで、そんなところにこれまたお腹を空かした千尋さん。おいしい夜食にありつけると思ったわけでして!」
「俺が驚いたのはそこじゃない。」
一体どこから出てきたんだよ。
「しかし、千尋さんは何してたんですか?」
俺のセリフを完全に無視して話を始める青葉。それに怒ってたらきりがないから俺もスルーする。
「いや、提督達の手伝いをちょっとな。俺の出る幕無かったけどな。」
「なるほど。それでこんなところに居たんですね。」
青葉はそう相づちを打ってるが、明らかに夜食目当てなのが丸分かりだ。
「しっかし、大きなさんって一体いつからここに居るのかな。」
俺はそんなことを大淀さんとはあまり話したことがなく、そんな話を聞いたこともない。
「えっと、もう十五年位でしたっけ、確かそれくらいです。」
「長っ!」
それって、殆ど提督と同じくらいのキャリアじゃないか?
「まぁ、あの二人は昔からの仲でしたし。その結果が夫婦な訳で。」
「ふぅむ…………なぁ、青葉。」
と、俺は青葉に一つ提案をした。
「夜食作ってやるからさ、提督達の昔話を知ってたら教えてくれないか?」
「ぜひぜひ!ぜひ作ってください!」
若干食い気味に返事をする青葉。どんだけ腹減ってんだよ…………。
「それじゃあ、食堂にレッツゴー!」
「寝てるやついるかも知れねぇんだから静かにしろ。」
俺達はそう言うと、食堂に向かって歩き始めた。
※注意
この作品は、『艦隊これくしょん〜男艦娘 木曾〜』の前日談です。そちらの作品を知っていなくても楽しめると思いますが、その作品を読んでいたらより面白くなると思います。宜しければ、是非読んでみて下さい(ダイレクトマーケティング)。
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