第七章 C.D.の計略
消える魔化魍
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
鴻上コーポレーションから生まれ、オーズたちを襲撃した、新たに仮面ライダーを名乗る存在。
三枚のコアメダルから誕生した「仮面ライダートーチ」
それを撃破してから、二週間後。
あの時は戦い間近ということもあって無理やり回復した映司だが、それも終わりじっくりと体を休養させてからの「EARTH」であった。
「なにぃ!?三枚のコアメダルによる、新たな仮面ライダーの出現だとぅ!?」
「いや、あの時言ったじゃないですか」
「ん・・・あぁ、そうだったな。おかしいな・・・スッごく忘れてた」
「どういうことなの・・・・・」
「EARTH」局長室にて、そんな会話のやり取りがしてきた。
一応の連絡は入れておいたものの、蒔風に直接言ったほうがいいのではないか、ということでこうして顔を出しに来た映司。
それに対する蒔風の喰いつきの悪さにもう一度内容を簡潔に告げると、今度は驚いて反応してきたのだ。
最終的に解決できたのでどうこうと言及するつもりもなかったが、ここまで気の抜けたことを言われるとこちらも呆れてしまう。
「何があったんですか?」
「二週間前か・・・・確か、オルタとかいう若者の動向調査だな、まずは」
オルタ
津上のもとに現れた、闇の力・オーヴァーロードの生み出した「新たなるアギト」
彼は今、諸国漫遊して人間というものを見て学んでいるところだというのだ。
そして「EARTH」はその行く先を、細かくとはいわずともある程度は把握しているように努めている。
何せ、一度は人類に牙をむいた存在からの使者だ。
信じてやりたいものの、警戒しないというわけにもいかないのが、つらいところである。
「んで、後は睦月がラウズカードなくした」
「えぇ!?」
ラウズカード
ブレイドたちの戦った怪人・不死生物アンデッドを撃破、封印するためのカードだ。
それらにアンデッドたちを封印することで活動を停止させ、さらにそのカードのアンデッドの力を行使するためのアイテム。
そのうちの数枚を、睦月は紛失したというのである。
「それヤバくないか?」
「ヤバい。しかもこれ、紛失というより盗難の可能性もある」
「いったい・・・」
「あと、ファンガイアの殺人事件だな」
「人を襲ってるんですか?」
「いや。ファンガイアによる、じゃなくてファンガイアの、だ。被害者はファンガイア族ばかり」
ここ数週間、断続的にファンガイア族の人物が殺されている。
人間を襲おうとして逆に何者かに襲われた者もいれば、一般人として暮らしていた罪なきファンガイアも犠牲になっている。
「今のところ犠牲者は前者のほうが多い
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ