暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第七章 C.D.の計略
戦いと欲望の質と決着
[1/9]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話

仮面ライダーオーズ、これまでの三つの出来事

一つ!
コアメダルの実験中に出現した仮面ライダートーチが、オーズへと戦いを仕掛けてきた!

二つ!
幾度となく戦うオーズ、バースだが、その攻撃にバースが戦闘不能となってしまった。

そして三つ!
再び姿をくらませたトーチを、次こそは勝つと意気込む映司たちであった!!


------------------------------------------------------------


トーチの誕生した日の、翌朝。
とはいえ、まだ日は沈んでいて暗い時間だが。

病室でむくりと身体を起こした火野映司は、グッグッと身体を伸ばし、ベッドから降りてさらに柔軟をしていく。


医者に見つかると厄介だ。
そろりそろりと病室を抜け出し、ドアの脇に立っていたアンクがその後ろについて進む。


「身体は動くんだろうなァ?」

「お前こそ、セルメダルろくに食ってないだろ」

「ま、ダメならお互い、死ぬしかないってことだ」

「つまり、どうにかするしかない、ってわけか」

「楽じゃねぇよなァ」

「生きるってのは、どんな道でも楽じゃないと思うよ。ただ、それを楽しいと思うか辛いと思うかの違いさ。クオリティ・オブ・ライフ、って言葉もあるだろ?」

「俺にとっては欲望の方が大事だ」


たまに靴底と廊下の床が擦れてキュッと音がするが、それ以外は静かなものである。

そして病院の扉を開き、外に出るとそこにいたのは


「比奈ちゃん?」

「お前、何しに来た」

「えっと、そのね」

「うん」

病院の前にいた泉比奈。
地平線の向こうに太陽がいるのか、周囲は薄暗い程度の明るさを得ていた。

彼女が立っていたことに驚く映司。
そしてさらに驚いたのは、彼女は彼らを止めるためにここにいるのではないと知ったからだ。


「今日のクスクシエ」

「は?」

「え?」

「オーズ・火野映司特集らしいので、絶対に来てくださいね」

「・・・・はは、そっか。じゃ、絶対行くよ」

「おい!アイス山ほど用意しとけ」

「はいはい。でもアンクは食べ過ぎないでね」

「知るか」

そんな日常の会話を交えて、二人は病院の敷地外へ。
直後、走りさっていくライドベンダーが二台。


「頑張ってね」

そう言って、比奈は空を見た。
今日の予報は曇りのち晴れ。

戦いもその通りに終わればいいなと、想いを馳せるのであった。


------------------------------------------------------------



それから数十分後
アンクと映司は
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ