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【凍結】剣製の魔法少女戦記 外伝・ツルギのVividな物語
011話『みんなとの集まり』
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いるとかなんとか……。だから少し苦労人気質でもあるんだ。

「ヴィヴィオ達もこうしてみんなで外で会うのは久しぶりねー。鍛えてるかな?」
「はい!」
「それと一人、新入りがいるね? 後で詳しく自己紹介してね?」
「あ、はい。あたしはリオっていいます。よろしくお願いします!」
「うん、あたしはラン・ブルックランズっていうの。で、あっちがあたしの弟のレン・ブルックランズ。よろしくね、リオちゃん」
「リオで構いません」
「わかったわ、リオ」

一方でランさんも親しみやすい笑みを浮かべながらヴィヴィオちゃん達と話している。
そういえばまだリオちゃんの事を知らなかったんだよね。
気が合うのかさっそく親し気に話しているからいい事だね。

「それじゃ目的も一緒みたいだし向かおうとしようか」
「「「はーい」」」

レンさんの言葉で喫茶店へと向かっていく。
そして到着してみるとそこにはノーヴェさん、スバルさんとティアナさん以外にもナカジマ家族が勢ぞろいしていた。
当然トレディさんもいるので早速レンさんの背後に立って袖を掴みながら、

「…………レンさん、会いたかったです」
「うん。トレディも元気?」
「…………はい。……………ギンガ姉がいない今、チャンス、です……」
「え? いま小さい声で何を言ったの……?」
「…………なんにも。レンさんの、鈍感……」
「えー……いきなりひどいよトレディ……」

レンさんが先ほどまでの頼り気なところから一変して少し昔に戻ってしまったのか少し頼りない感じの子供っぽい表情になっている。
あれがお姉さん方の嗜虐心を煽っているとは知らないんだろうなぁ……。僕も気を付けないと。
そんな光景はもう見慣れているのかノーヴェさんは僕たちに向かってこう言ってくる。

「いいか男子ども! あ−いうひょろっちょい奴にはなるなよ? 男なら強気に成長しろよ! 特にツルギ! お前はレンやエリオと同じタイプだから反面教師にしとけよ?」
「わ、わかりましたー!」
「ったく……これじゃいつまでたってもギンガ姉とトレディ姉が浮かばれないじゃねーの?」

ノーヴェさんがそう言って愚痴を零す。
そこに、

「ノーヴェ姉さんも落ち着いてください。大丈夫ですよ、レンさんもきっとそのうち覚悟を決めると思いますから」
「セッテ………まぁそれは分かってんだけどよー」

セッテさんがノーヴェさんを嗜めていた。
セッテさんって昔は非常に機械的で固い性格だったらしいんだけど、とある事情で記憶を失ってしまった以降はとてもお淑やかな性格になってしまったという。
昔は敵同士だったから本来の性格を知らないから何とも言えないけど今の性格も僕としてはいいと思うなぁ……。
と、そこでヴィヴィオちゃんがノーヴェさんに話しかけて
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