0245話『マレー沖海戦について思う事』
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っ……」
案の定ビスマルクは嫌そうな表情を浮かべる。
そしてそんな反応をされてさらにアークロイヤルは刺激を感じたのかビスマルクに顔を近づけながらも、
「なんだ……? 私の話題が出ていたような気がしたのだけど気のせいかしら……?」
「近い、近いわよ! もっと距離を取ってちょうだい!」
「そんな冷たい事を言うな……寂しいじゃないか」
「私はそれでもいいわよ!」
と、二人がじゃれている間にウォースパイトが私に話しかけてきた。
「それでAdmiral……アークロイヤルが言っていましたようにビスマルクとなにを話していたのですか……?」
「ああ、まぁ……今日の海戦についてでいつかはプリンス・オブ・ウェールズもやってくるかもしれないから喧嘩はしないでくれよって感じの話だな」
「まぁ……そう言えば今日はあのマレー沖海戦が起きた日でしたわね。プリンス・オブ・ウェールズやレパルスも戦果を上げれずに沈んでしまい悲しい思いをしたのでしょうね……」
二人の事を思いだしたのかウォースパイトもどこか遠い場所を見るような目をして二人の事を考えているのだろうな。
「……そういえばプリンス・オブ・ウェールズではないんだけど冬の作戦ではイギリスの駆逐艦が参入するっていう話はもうしたかな?」
「そうなのですか。それは少し、楽しみですわね……。Admiral、その子の救出あるいは報酬艦でもどちらでもよいのですが必ず仲間にしましょうね」
「そうだな。うん、頑張ろうか」
「はい」
私とウォースパイトで和やかな雰囲気を出している中で、
「Admiral! 少しビスマルクをどうにかしてくれないか!? 大人しくしてくれないんだ!」
「あなたこそ落ち着きなさいな! ええい、もう! グラーフ! グラーフはいないの!?」
和やか……とは程遠い二人をどうにかしないといけないなぁ。
「ウォースパイト……二人をどうにかしたら紅茶でも淹れてくれないか? ちょっと心労で疲れたかもしれない」
「ふふ……わかりました。それでは四人で仲良くお茶会でもしましょうか」
「頼んだ」
そんな話をしながらも私はその後にビスマルクとアークロイヤルを喧嘩両成敗で叱った後に四人でお茶会を楽でいる時だった。
「そう言えばAdmiral……明日で今回の作戦も終了しますが、もう思い残すことはないのですか……? Admiralが望むならまだ新たな仲間の救出を頑張りますけど……」
「そうだな。うん、大丈夫だ。今回仲間になる艦娘達は全員仲間にしたし、欲しかった子もばっちり手に入れたからな。西村艦隊のみんなも雪辱を張らす事も出来た事だからもう私からはこれ以上は望むことは無い」
「そうですか。それならばよいのです」
そう言ってアークロイヤルは優雅に紅茶を飲ん
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