第36話 =神聖剣VS二刀流=
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でどんどんアイテム欄に肉がたまっていきそれでも入らない分は俺たちが手で持つことになった。そのときに出るオブジェクトは皮を剥がれた鳥が眼を回しているという可愛い物。
そして5個で一個分のオブジェクトになる。重さは5個分だけど。
…普通に見るとグロいものだけど、よくギャグマンガであるようなそういった絵だったためそんなに苦ではなかった。
「これくらいでいいですかね…」
「足りなくなったら他ので補えばいいだろ」
「ですね」
そういい、俺たちはザーザーの狩場から出て街に戻る。まだ今日あった試合の余韻で75層にいるのかここには誰もいなかった。
もともと人気な層ってわけでもないし、仕方ないか…
「シリカ、重くないか」
「だ、大丈夫…です…!」
一応オブジェクトにも重さというものは設定されているので…筋力値の高い俺はそれを積み重ねて焼く60個分の鳥を持っても平
気だけどダガー使いのシリカは50個分で大変そうにしていた。
「…ぐぇっ…ピナ、いきなり頭乗るなよ…な…!?」
「…っ!?」
俺がシリカのを手伝おうと近づいた瞬間、ピナが俺の頭に乗り反射的に頭が下がってしまった。さらに俺が前に進む力もあった
ので力を入れるため背筋を伸ばしているシリカとぶつかってしまった。倒れる、なんて被害は無かったものの最近恒例なのかど
うかわからないけど俺とシリカの唇が重なり合ってしまった。
「…わ、悪い…じゃなくて…大丈夫か!?」
「は、はい……ありがとうございます?」
「いや、こっちが悪いんだし…」
「わ、私は平気ですよ!?…うれしかったですし!」
俺は一瞬、おかしなことを聴いた気がした。…うれしかったとはなんでだろう…?その理由を聞こうとした瞬間、クラインから
のメッセージ『速く来い!』のみで送られてきてそのらへんに落ちた肉を俺が持ち走り出した。
「クラインからメッセージ来た…ちょっと急ぐぞ」
「えっ…あ、はい…わかりました…」
俺とシリカ、両方ともなんか不完全燃焼のような顔をしていたけどメッセージに急かされるまま俺とシリカは転移門へと走り出
し、50層のアルゲードまで転移していった。そのあとのパーティで皆騒ぎ、いろいろやったのでそのままなんでうれしいって言
ったのか、その理由を聞くタイミングをなくしてしまい聞くに聞けなかった。
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