第36話 =神聖剣VS二刀流=
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る。
「行け、キリトぉ!!」
思わず俺も声を出してキリトを応援していた。周りでも同じようなことが起こっており皆声を出して両者を応援している。
まぁ、今まで黙っていたのが俺の周りだけで他は常に歓声を上げていたけど。
だが、ここで不可解なことが起こった。
最後の一撃が決まる直前、ヒースクリフさんの盾が…いやヒースクリフさん自体としてのポリゴンが完全にぶれ、決まると思われていた一撃を防御しきって見せたのだった。ユカのようにソードスキルの恩恵で姿が消えるみたいに速く動くのではなく、まるで俺たちが処理落ちの被害にあったかのように相手だけ速く動いた。そんな感じだった。
そしてソードスキル硬直で動けないキリトに容赦なく攻撃が決まり、キリトのHPは黄色に陥り、デュエルは終了になった。
――――――――
「…まさか…本当に…」
「どうしたんですか、リクヤさん?」
コロシアムから帰る途中、俺はずっと考えふけっていた。キリトに会って話をしたがキリト自身も「まるで時間が奪われた感じ
だった」と話していた。でもまだ確証を得ていないから…
「リクヤさん?」
「きゅるぅ!」
「痛って!…あれ、シリカにピナ…いたのか」
「いたのか、じゃありませんよ」
どうやらピナも怒っているようだ。竜に頬を膨らますなんて芸当が出来るのかどうか知らないけど目の前の水色の子竜は飼い主と同じように頬を膨らませている。見事なシンクロだ、サチやユカ、リズにも見せてやりたい。
話を聞いていなかったことにもさらに怒られげんなりしていたけどパーティするといわれたので一気に元気になる俺はやっぱりまだまだ子供なんだろうな…
「何買うんだ?」
「えっとですね…バッファロウの肉、ノッサスの肉、ザーザーの肉…私たちが任されているのは全部お肉ですね」
「バーベキューでもするような材料だな…」
バッファロウはウシ型のモンスターで、ノッサスは豚のモンスター、ザーザーは鳥のモンスターでこれらから取れるにくをもってこい、とのことらしい。
前2つのものは50層のNPCの店で買えるからいいけどザーザーは狩りにいかないとな…まぁ、ザーザーしか出てこないいい場所があるから楽なんだけど…
シリカもわかっているらしく俺たちは一度61層に転移、狩場に向かった。ちなみにザーザーの肉を求める理由はザーザー自体からだの80%近くが水で出来てるんじゃないか、て感じなのでそれを焼くと上手いくらい美味しく焼きあがるのだ。話の流れからして多分作るのはアスナとサチだろう、より美味くなるな、きっと。
=第61層=
「せぃ!!」
とまた一匹
「ぜやぁあ!!」
とまた一匹と俺とシリカによってどんどん狩られていくザーザーたち。そのおかげ
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