第36話 =神聖剣VS二刀流=
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それとともにキリトが走り突き進む。だがその突進は盾に阻まれ威力を失うがあの攻撃は二撃連続突撃ソードスキル『ダブルサーキュラー』だ。コンマ1秒遅く左の剣がヒースクリフさんのわき腹に襲い掛かる。だがそれすら長剣で防御されライトエフェクトだけが虚しくはじける。
ソードスキルの威力を使い距離をとったキリトにお返しのつもりかヒースクリフさんは盾を構え突撃する。
基本布装備の俺よりか速い動きに少し嫉妬しそうになるが相手は最強プレイヤーだと思い込み「はぁ…」とため息をつく。
気を取り直しもう一度2人を見ると盾に純白のライトエフェクトが纏われキリトを襲う。
あんなの俺やキリトとはまた違う二刀流じゃないか…多分俺とキリトのいいとこ取り、そんな感じだろうな。一手一手の速さだけで言うならキリトの方がまだ速い、重さだけで言うなら俺のほうが多分重い…でも俺とキリトの欠点と比べれば2つともをカバーしきれているんだろうな…
これが神聖剣、トッププレイヤーって言われるのもわかるな…その攻撃すら防御して、体制を立て直すキリトもキリトだけど。
だがまだ終わらずヒースクリフさんは素早い動きで突きを繰り出し、そこからアスナやキリト並の速さで8連撃を繰り出す。キリトもは防御に徹しており最後の攻撃を剣で弾くと『ヴォーパル・ストライク』を繰り出し追撃を図る。しかしそれも盾で受け流され両者は再び距離を空けた。
「…あの2人、なんて話してるかわかるか?」
「えぇ…ヒースクリフさんが「すばらしい反応速度だな」、キリトが「そっちこそ堅すぎるぜ」…そう言ってたわ」
聞き耳スキルなどサポート系スキルを多く上げているユカは話の内容も聞こえていたらしく内容を話してくれる。どうやら互いに褒めあっているらしい。それを聞いた次の瞬間、両者は急接近し剣と盾のぶつかり合いが始まった。
2人のHPバーは時々、弱攻撃がヒットしているのか少しずつ、少しずつ減ってきているのがわかる。恐らくこのままいって先にゲージが半分になるのは手数の少ないヒースクリフだろう。でもキリトがそんなセコイ勝ち方で勝つとは思えなかった。俺もだけどあいつは戦うことにどんどん熱くなって楽しむやつだからどっかで大きな攻撃が出てくるだろう。
その気持ちのせいからかキリトの攻撃はどんどん速くなってきておりヒースクリフさんを上まっていた。そのせいか今までほぼ一定だった打ち合いのテンポがずれてきていた。
「らああああ!!」
人間とは思えない叫びをあげキリトはあの悪魔戦で見せたソードスキル『スターバースト・ストリーム』を放つ。それによりキリトの剣技はさらに加速、もしかしたらあの巨大な盾を抜くことが可能なんじゃないかっていうくらいのスピードになっていたが、ヒースクリフさんもプライドもあるのかその攻撃を確実に防御してい
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