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魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第5章:幽世と魔導師
閑話12「隠れた動き」
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嫌ですから」

「……そうか」

 そういって覚悟を決めたようで、すぐに準備に取り掛かった。

「本来なら、“向こう側”から召喚する所を、あたしの特権で無理矢理こちらから派遣する。裏技みたいなものさ。もちろん、時間制限はある」

「……どれぐらいですか?」

「あんたの力の使いようによるけど……全力で戦闘し続けるとなると、二時半(ふたときはん)保つかどうかって所だね」

「なるほど……」

 二時半……つまりは約五時間である。

「短いかい?」

「………充分です」

「……それでこそだね」

 今の状況を知れば、明らかに少ないと思える時間。
 しかし、それでも“充分”だと言って見せた。


















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