暁 〜小説投稿サイト〜
IS〜夢を追い求める者〜
最終章:夢を追い続けて
第62話「集合」
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「ついた通り名が“白い魔王”やもんなぁ」

 何とも反論したくなるような通り名だな…。俺は勘弁だ。

「けど、そこまで強いとなると、挑戦者とかは……」

「あー、案外なのはも負ける時はあるんだ。あたしが勝てないのは、あたしとあたしの友達でやってるからだ。なのはに勝てるチームも存在するぞ」

 なのはだって無敵と言う訳ではない。御神流も恭也さんとかに結構劣るからな。

「最近じゃあ、あのチヴィットのAI達もつえーな」

「シュテル達か」

「指示、遠距離、近距離ってバランスがいいからな。なのはだって多勢に無勢って奴だぜ」

 ディアーチェが指示を出し、シュテルが遠距離、レヴィが近距離って所だろう。
 確かに、チヴィットの時の動きでもそんな感じだったからな。
 ちなみに、チヴィットの三人だが、ゲーム内では普通の少女ぐらいの姿になっている。チヴィットの姿はまた別のAIでNPCとして動くようだ。

「まぁ、なにはともあれ、ワールド・レボリューションが完全に立て直せて良かった良かった」

「後は、軌道を安定させて、やるべき事をやる…やね?」

「……ああ」

 こっちで出来る事はほとんど済ませた。
 後一か月もしない内に俺達は動き出すだろう。

「私らはこうやって裏で支える程度しかできひんけど…頑張ってや」

「ああ。……分かってる」

 決着の時は近い。



















       =out side=







 IS学園跡地。
 学園としては機能しなくなったものの、施設はそのまま残っていた。
 そこへ、今日この日、志を同じくしたの者達が集まった。

「……錚々たる顔ぶれだな……」

「各国から有力者を集めたからね」

 各国の暗部や軍人などが集まっている。
 その中に、秋十やマドカも混ざっていた。

「久しぶりだな、兄様」

「ラウラ。久しぶりだな」

「立場上軍人としてだが、私としては元生徒として、何よりも一人の“ラウラ”としてここに来たつもりだ。……よろしく頼むぞ」

「こちらこそ」

 もちろん、中にはラウラも混ざっていた。更識家も来ているだろう。

「秋十さん!待たせましたわね!」

「セシリア!来てたんだな!」

「スポンサーとしてここに来るようにしましたの。もちろん、その気になれば私自身も動きますわよ」

 そして、セシリアもスポンサーとして来ていた。
 今までは立場上自由に動けなかったが、今回は逆にそれを利用してきたようだ。

「ちょっとちょっと!あたしも忘れてもらっちゃ困るわよ!」

「鈴!久しぶりだな!」

「ここに来れるよう
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