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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
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『GYAOOOOOOOOOOOOOO!!』
目前で吼える青い巨躯の恐竜『ケイプレックス』。その姿はまさに今、『蹂躙』という言葉が似合うであろう。
「――…ねぇ、ロッタ、ヴォイト。あれ……勝てたりする?」
「はははっ……ブラザー、中々面白い事いうじゃねぇか」
「……珍しく同感ね、ヴォイト。はっきり言うわ………今じゃ『無理』よ」
木刀、剣、杖。僕達は武器を手に持つもロッタとヴォイトの言葉と同時に、此方に近寄ってくるケイプレックスに後退りしてしまう。
「……おいおい、かなり絶体絶命だな、今」
「馬鹿言ってる場合?さっさと逃げないとマジでヤバいわ……」
「逃げるっつっても唯一の逃げ道は奴さんが塞いでんだぜっ!?」
ヴォイトの言うとおり、僕達が来た道は今ケイプレックスが立ちふさがっている。
背後は枯れ果てた草木と大地で作られた行き止まり。正に、背水の陣だった。
「……一瞬でも隙作って逃げるか、怯ませて倒して逃げるか、なんとか頑張って倒すか、かしら?」
「おいおい、どれも簡単に言ってできる事じゃねぇーよ!!」
ロッタとヴォイト一見落ち着いているように見えるけどその表情とは裏腹に現状に混乱しているように口論になりそうになる。
何か方法を……ケイプレックスを一瞬でも怯ませて、逃げ切る方法………そうだっ!
「ねぇ、ロッタ!『フォトン』を結構大きめの威力で唱えたりできる!?」
「え…あ、一応、詠唱が普通よりは掛かるけど…そんなんでアイツが倒せる訳なんて……」
「ううん、唱えれるならそれでいいんだ!詠唱までの時間は僕とヴォイトが作る。フォトンを唱えた後にも考えがある。だけど……上手くいくかは――」
「いや、俺はいいぜブラザー。それしか方法はねぇんだろ?」
「……そうね、どっちにしろ死ぬかもしれないなら…やった方がマシよ」
僕の言葉に決心したように杖と剣を構えるロッタとヴォイト。
二人共……。
「……よし、それじゃ……行こうっ!!」
僕の声と同時に、僕とヴォイトが武器を手にケイプレックスへと走り出し、ロッタは詠唱を開始した。
「「うおぉおぉおぉぉぉっ!!」」
『GYAOOOOOOOOOOOO!!』
僕とヴォイトの接近に対し、ケイプレックスは吠え、尻尾で凪いでくる。
僕はそれを下に、ヴォイトは上に避けると、ケイプレックスに向け武器を奮わせる!!
「虎・牙・破・斬っ!!」
「裂空斬っ!!」
僕が下から切り上げ、切り落とし、ヴォイトが跳んだまま回転し、ケイプレックスへと攻撃を直
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