ペルソナ3
1901話
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そう考えれば、やっぱりゆかりと順平が一緒に組むのが最善なんだよな。
「よし、じゃあ……行くぞ」
そう告げ。俺はゲイ・ボルグを手にして大部屋に入る。
瞬間、それを待ってましたと言わんばかりに、大きめの炎が飛んでくる。
17階から上に出てくるペルソナが時々使うようになった魔法、アギラオだ。
恐らくアギの1段階上、アギが初級魔法だとすれば、中級魔法といった感じだろう魔法。
テーブルのシャドウは3匹が一斉に俺に向かってそのアギラオを放ったのだ。
俺が最初にこの大部屋に入った以上、待ち構えていた向こうにしてみれば当然の事だったのだろう。
だが、それは寧ろ俺の狙い通りでもあった。
何故なら、俺に攻撃が集中するという事は、他の連中は自由に動けるという事を意味していたのだから。
体勢を低くしながら、真っ直ぐにこっちに飛んでくる3つの炎の下を潜り抜ける。
そうして、3匹の中で一番奥……つまり攻撃するまでに時間が掛かるだろうテーブルとの距離を詰める。
もっとも、アギラオの攻撃を俺に集中させれば、それ以上は特に苦戦する事はない。
瞬動を使って、次の瞬間には既に俺の姿はテーブルのシャドウの前にあった。
「じゃあな」
「ポイズマ」
「っと!」
ゲイ・ボルグを放とうとした瞬間、目の前のテーブルのシャドウが、呪文を唱えたのだ。
魔法の発動を感じ取り、反射的に瞬動を使ってその場を移動。
一瞬前まで俺のいた場所に紫色の毒々しい気体が出現したのを見ながら……俺はそのまま、ゲイ・ボルグで背後からテーブルを貫くのだった。
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