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転生とらぶる
ペルソナ3
1901話
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りが装備するのが嫌だとなると……残ってるのは桐条か?」
「ばぁっ! な、何言ってるんだよお前! 桐条先輩にこんなの着せるとか……見てみたいっちゃあ、見てみたいけどよ」

 ゆかりも17歳という年齢で考えれば、かなり大人びた身体をしている。
 だが、それでもゆかりを見ても女子高生……もしくは女子大生といった風に見える事はあっても、以前お好み焼き屋で私服姿の桐条を見て他の客が社長秘書といったように、どうしても大人びた外見という意味では、桐条が勝る。
 それだけに、ハイレグアーマーを桐条に着せれば似合うと思うんだが……

「止めておけ」

 そんな俺と順平の会話に割り込んできたのは、黙ってゆかりの戦闘の様子を見ていた荒垣だった。
 ムッツリ気味の荒垣だったが、桐条にハイレグアーマーを着せるのは反対なのか?
 そんな疑問を抱いて視線を向けるが……何故か、荒垣が浮かべていたのは、不安そうな表情だった。
 それどころか、自分達の行動が桐条に見られたりしていないのを確認するかのように、周囲を見回している。
 何だ? 普段は何があっても動じないだろう荒垣が怖がっている?

「どうしたんだよ」
「……いいから、止めておけ。それがお前達の為だ。もし桐条に、あんな防具を身につけろと言ってみろ。間違いなく……死ぬぞ」
「死ぬっ!?」

 俺の隣にいた順平が、驚愕の声を発する。
 まぁ、いきなり死ぬとか何とか聞かされれば、それもおかしな事じゃないと思うんだが。

「それで? 死ぬって、何かの比喩表現か? まさか、本気で桐条が俺達を殺そうとするとは思えないんだが」
「……そうだな、本当に殺そうとするかのかは、俺にも分からねえ。だがな、間違いなく最悪の結末を迎える事になるのは間違いねえ」

 それが遊び半分でも何でもなく、正真正銘俺と順平に対する忠告の為に言っているというのは、荒垣の雰囲気で十分に分かった。
 もっとも、具体的に何をどうするのかといった事を口にしていない為に、不安を煽るが。

「アクセル、倒したわよ! 次はどうするの!」

 俺達が話している間に、ゆかりは既にあのライオンを2匹倒したのだろう。
 次はどうするのかと、戦意旺盛な様子で聞いてくる。
 ……いや、戦意旺盛とかじゃなくて、ハイレグアーマーの件で怒ってるだけだと思うのだが。

「あー、分かった。ちょっと待て。……そんなにハイレグアーマーが嫌だったのか?」
「当然でしょ! 何だって、あんないかがわしい装備を着なきゃいけないのよ!」
「そう言ってもな。実際に防御力が高いのは間違いないんだが」
「……それでも、せめてもう少し大人しいデザインなら、考えないでもなかったんだけどね。いっそアクセルが着てみる? そうすれば、私がどんな気持ちだったのかが分か
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