ペルソナ3
1900話
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・ボルグによる一撃を回避出来る筈もない。
あっさりと身体を貫かれ、そのまま崩れていく十字架天秤。
シャドウ達も、いきなり自分達のすぐ後ろに俺が姿を現した事に驚いたのか、一瞬動きが止まる。
それはほんの一瞬ではあったが、それでも俺が次の攻撃に移るには十分な時間だった。
近くにいた堕落の塔を攻撃し、そのまま撃破。
そのまま嘆くティアラも撃破し……こうして、敵の背後にいたシャドウ達は、軒並み俺によって撃破される。
そうなれば、援護攻撃がなくなった事により、ゆかり達も素早く動き出す。
加速度的に姿を消していくシャドウ。
最終的に20匹以上いたシャドウが全て消滅するまでに掛かった時間は、10分かそこら……といったところか?
影時間で時計とかはないから、あくまでも体感時間での予想だが。
「はぁ、はぁ、はぁ……何で、こんなにシャドウが集まってるんだよ。洒落にならねえぞ」
戦闘が終わり、順平が激しく息を吐きながら床に座り込む。
……ちなみにゆかりと荒垣の2人は、多少疲れた様子は見せているが、順平のようにもう限界といった様子は見せていない。
ゆかりは、タルタロスでシャドウと戦い続けてきたし、弓道部で運動もしているから理解出来るんだが……荒垣の方は特に鍛えている様子もないのに、何で平気なんだろうな?
やっぱり生まれつきか……それとも、喧嘩で体力を使ってるからか?
「ま、それでもシャドウの死体が残らないってのは、便利だよな」
大部屋の中を見回しながら、呟く。
あれだけの数のシャドウだ。
もしシャドウを倒して死体が残るのであれば、それこそこにこは足の踏み場もない……とまではいかないが、それでも色々と面倒な事になってのは間違いないだろう。
いざとなれば、俺の空間倉庫に収納してもいいんだが。
この辺り、BETAとかと違うところだよな。
……シャドウがBETAの死体と同じように、強烈な悪臭を発したらどうなっていた事やら。
そんな風に考えながら、改めて大部屋の中を見回していると……ふと、部屋の隅に宝箱があるのを見つける。
それも、何故今まで気が付かなかったのかと言いたくなるような、黄金に輝いている宝箱だ。
以前にも同じような宝箱があったな。
となると、恐らくこの宝箱にも何かいい物が入っている筈だ。
ゆかり達は、俺が部屋の隅に視線を向けているのに気が付き、その視線を追い、黄金に光る宝箱があるのを発見する。
「もしかして……この大部屋にあれだけのシャドウがいたのは、あの宝箱を守ってたから?」
光っている、レア宝箱を見ながらゆかりが呟く。
ああ、その可能性もあるのか。
俺は偶然だとばかり思っていたが、もしかしたら本当にそうだったのかもしれないな。
ただ、こ
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