後書き
夢の終わりに…
[8]前話
長らく紡いできた詩集も、これで役目を終えたのだと思います。
全三百十一編…ただ一人を想い紡いできたものです…。
片割れの歌集「春雪花」も終らせ…今は胸にポッカリと穴が空いたような気分です…。
愛した人に愛した人が出来た…本当は喜ばしいことなんですよね…。
でもやっぱり…それを喜べない私は、何て小さいのでしょう…。
読んで下さった皆様、本当に有り難う御座いました。
この詩集…皆様はどう感じたのでしょうね…。
所詮はただの独り善がり…下手の横好き…。
それでも、想いは本物でした…。
人間とは…本当に儘ならないものです。
そんな儘ならない人間の心は…もっと儘ならないものなんですよね…。
苦しみや淋しさ…辛さや哀しみになんて、誰しも慣れなくはないものです。 しかし…この世界にはそういったものが多いのも事実…。
同性愛者である私には…いや、私と言う同性愛者と言うべきでしょうか…どうしてもこの世界は生き難い…。
努力…それだけでは役に立たず、なけなしの運すら意味もない…。
人は皆、いつかは消え逝く…それを分かっているからこそ、まだ堪えられるのかも知れません。
在り来たりな日常を遣り過ごし…泣き続ける心宥め賺し…さも何もないように振る舞って…。
もっと自由であれたら…全てを吐露し、思いのまま生きれたら…。
そうしたら私は…どんな人生を送ったのか…知りたいような気もします。
それでは…これで終幕と致しましょうか…。
この詩集を読んで下さった全ての方々に幸多からんことを…。
平成二十七年十二月七日
最愛なるTへ…
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