第十話〜模擬戦〜
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これじゃハンデを背負ってるようなものですよ?」
ライ「いえ、人並みに魔法が使えるようになってはいてもまだ使いこなせてはいないから、だから自分にとってのよりベストの戦闘をするにはこれが一番なんだ。」
シャリオ「はぁ…そうなんですか?」
ライ「ええ。でも、気を使ってくれてありがとう。」
リインフォース「では最終確認をしますよ。」
ライ「はい。」
リインフォース「このデバイスは簡易の間に合わせです。だから魔力の変換率も六割具合です。この意味が分かりますか?」
ライ「自分が想定した出力の60%しか魔法は発動しない。」
リインフォース「その通りです。だから多少燃費が悪く感じるかもしれませんが、がまんしてください。」
ライ「はい。」
今回ライが使用するデバイスは開発中の物ではなく、一般のデバイスを軽く改造したものだ。ライはこれまでの魔法の訓練ではいつもこのデバイスを使用していた。訓練の間は特にデバイスに問題はなかったが、今回の模擬戦を実は事前に聞かされていた(もっとも相手が変更になるとは思っていなかったが)ライはシャリオに依頼して少々デバイスを改造してもらっていた。しかし期間がほとんど無かったため、急場しのぎの間に合せになり不具合も生じていた。
リインフォース「それとこれには元々AIが搭載されていません。ですから訓練の時より魔法の発動が自分の認識と若干のタイムラグが出ます。」
ライ「どの程度ですか?」
リインフォース「大体ですが、一呼吸よりも短いぐらいです。」
ライ「そのぐらいならなんとかこちらで合わせるよ。」
デバイスの調整と説明が終わりライはなのは達のもとに戻る。
なのは「準備は終わった?」
ライ「はい。いつでもいけます。」
なのは「よし、それじゃあ…」
シグナム「一つ手合わせ願おう。」
そして、ライとシグナムの二人は訓練場へ、それ以外は訓練場を見渡せる場所に移動していく。
移動中、スバルがなのはに興味津々な表情で質問をしていた。
スバル「なのはさん、質問いいですか?」
なのは「なに?スバル。」
スバル「確認ですけど、ライってこの間の戦闘の最後に指示をくれた人ですよね?」
なのは「そうだよ。」
スバル「それで、出身世界はなのはさんと同じ世界。」
なのは「うん。」
スバル「じゃあ…」
ティアナ「スバル、あまり他人のことを詮索しない。」
さらに質問しようとしたスバルにティアナが口を挟む。
スバル「えぇ〜。でも気になるよ。」
なのは「スバルが気になるのも無理ないけどね。でも、詳しくはプライベートに関わるから話せないの。ごめんね。」
スバル「いや、そんな。こちらこそ詮索して
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