第十話〜模擬戦〜
[1/8]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
魔法の訓練とデバイスの作成作業が始まり四日が経過した。
この四日間、ライは午前中にリインフォースから魔法の訓練を午後からはシャリオとデバイスの開発に勤しんでいた。
魔法の訓練は順調に進み今では念話、身体強化、基礎の射撃魔法、マルチタスクが使えるようになった。特にマルチタスクの精度が普通ではなかった。もともとの思考速度の速さと並列思考を素で使えるほどの頭脳を持っていたため、今ではマルチタスクで同時に20までの並列思考ができるようになっている。しかも常人よりも精密でより早くである。これを知ったリインフォースは唖然としていた。
デバイス開発ではデータチップのデータとバトレーからの知識を存分に活かせることになった。ライがデバイスの性能に求めたのは『対ナイトメアフレーム戦を想定した性能』である。自分の渡したデータによって少なくともこれからの陸上戦闘の様相が変わるとライは予測していた。その為、自分が抑止力になるか、またはそれに準じるものを作り出すことを考えたのだ。
その際にナイトメアフレームのデータについてシャリオに説明を求められたが、話し合いの時に決めた表向きの理由を言って納得してもらっていた。
途中から魔法を教えているリインフォースも開発に参加し、より高性能な性能になっていった。しかしその為開発期間が延長され完成にはもう少しかかることになってしまったが。
始めの三日間、ライは自らが蒔いた火種をなくすために不眠不休に近い状態で訓練と作業を行っていた。しかし四日目になるとさすがにマズイと感じたリインフォースとシャリオがライを無理やり休ませた。
ちなみにライはこの時点で六課のメンバーに自分から自己紹介をしていない。というのもライがほぼ室内の訓練場かもしくはデバイスルームに缶詰状態だったためである。そのためライの存在は知っていてもライを見たことがある人は少なかった。
そして本日はライとFW陣の顔合わせと訓練の初参加である。
機動六課訓練場
機動六課隊舎の横、海上にある訓練上ではライとなのはをはじめとする機動六課FW陣が揃っていた。
最初、ライは機動六課特別空間シミュレーターに驚いていたり、リニアレールの事件でのお礼を言われていたりしたが今は自己紹介になっている。
ライ「今日から訓練に参加するライ・ランペルージです。民間協力者ですがよろしくお願いします。」
最初は敬礼をしようと思ったが、自分が民間人扱いだということを思い出しお辞儀をした。
なのは「それじゃ、こっちも自己紹介しようか。まずはスターズから。」
ヴィータ「ヴィータだ。なのはと同じで戦闘教官をやってる。」
スバル「スバル・ナカジマ二等陸士です。よろしくお願いします。」
ティアナ「ティアナ・ランスター二等陸士です。
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ