第四話 皇帝即位20周年記念
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ざいますね、幼き子に未だ未だ無理がありましょう」
「うぅー」
「どうした、テレーゼ?」
「おちっこー!」
シャーーーーーーーー
「わぁあぁん」
「陛下お召し物が」
「よいよい、長きにわたり、此処にいたのじゃ、子供には、辛かろう、
すまぬが、ルードヴィヒ、着替えて参る、
暫く、儂の代わりをしていて欲しい」
「判りました、陛下」
「テレーゼも疲れたであろう、今日はもう休むのじゃ」
「おとうしゃま、ぐすぐす」
がやがやがや
「皇女様が、お漏らしとは」
「未だ5歳じゃしかたあるまい」
「最近は、陛下もテレーゼ様に会いによくベーネミュンデ侯爵夫人の所へいくそうじゃ」
「それで、夫人のご機嫌がよいのですな」
「面白いことよの」
「これは、リッテンハイム候」
「先ほど挨拶してきたが、皇女殿下がこの目出たきときに、お漏らしとはの、我が家のザビーネは3歳だがその様なことはないぞよ」
「侯爵、不敬ですぞ」
「なんの、酒の上での、戯れ言よホホホホ」
帝国暦476年2月3日 深夜
■オーディン 某所
「今宵の宴はいかがでしたか?」
「ふむ、初めて、あの娘にあったが、挨拶中に、お漏らしをしておったわ」
「ほう、恥を掻いたわけですな」
「そうよ、舌足らずに、喋っておった、そのまま、陛下のズボンに、漏らしおった」
「前代未聞ですな」
「あの女が甘やかして居るのだろう、
聞いたか、今回着る為に、陛下から、ドレスが1000着も届いたそうだ」
「よいではございませんか、馬鹿な寵姫と、その娘、我が儘に育っていただければ、誰も支持しません」
「そうよの、適齢期が来たら、どこぞの門閥貴族へ、降嫁させるように、お勧めすればよいの」
「さようでございます」
「今回の姿を見て、安心したわ、あれは、捨て置いても平気よ、
ただ寵姫達に、男児が生まれたら、始末せねばならんがな」
「御意」
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