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DQ8 呪われし姫君と違う意味で呪われし者達(リュカ伝その3.8おぷしょんバージョン)
第九話:綺麗なお姉さんは好きですか? はい、好きです。でも気が強い性格なのは……
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。
「それは困ったな。元の世界に戻れる様になったら、人材確保の為にアハト君を連れて行こうかと思ってたのに……」
「俺の事を連れ去る計画は兎も角……何故、俺が気の強い女性が苦手と言う事に困るんですか?」
「我がグランバニアには気の強い女性が多数存在するからだよ。何せ俺の職場へヒステリックに怒鳴り込んでくる女が王妃陛下だからな(笑)」
あれはウルポンが悪いんじゃないですかね? ビアンカさんは、そう簡単に怒りませんよ。
「嫌ですよそんな国! 絶対に行きたくないです」
「でも
凄
(
すげ
)
ー美人なんだぜ。それでもダメかい?」
意味解りません。ビアンカさんは結婚してるんですから、ダメも何も無いでしょうに。
「気が強いけど美人、でも結婚してるから俺には興味を示さない。ダメでしょう!」
「そうか……残念だ。じゃぁあの娘は如何なんだい? 母親とヒステリックに言い合ってるけど、美人だし巨乳だぜ! リュリュさんと良い勝負な大きさ」
確かに大きいですねぇ。勝負する気は無いですけど。
「誤解がある様なので言っておきますけど、俺……別に巨乳には興味ないですから。どちらかというと、小さい方が好みかなぁ」
「へぇ〜……って事は、馬姫さんは貧乳なの?」
「別に=(イコール)にしなくても良いんじゃないですか? ミーティア姫は巨乳ではないですけども、貧乳でもないですよ」
「じゃぁ美乳?」
「直接は見たことないので判りませんけど、きっと美しいと思います」
「え、本当に見たことないの? 親父の目を盗んでコッソリ口説いたり、夜這いをかけたりしてないの!?」
如何いう思考回路してるんですかねぇ、この男は!? プラトニックな愛し方だって有ると思うんですよ!
「そんな事しませんよ! 国が崩壊しても仕え続けるくらい、俺は姫様を敬愛してるんですから」
「ヤれない女を愛し続けるなんて……アハト君、童貞だろ?」
この男、ヤバイくらいに恋愛への思考が偏ってる!
「か、関係ないでしょ!」
「関係はないけども、手の届かない存在が対象なら、早々に諦めた方が良いよ。俺の義理の兄貴が、以前はそういう感じで拗らせてたからね」
お兄ちゃんは拗らせてたんですか? そういう風には見えませんでしたけどねぇ?
ウルポンとアハト君の遣り取りを横目に、この家の母娘の遣り取りを遠目で見学してると、私達と同じ様にヒステリック母娘の喧嘩を見学してた男性が、私をイヤらしい目で見ながら(特に胸を)近付き話しかけてきた。
「やぁ……ぼくはサザンビークの大臣の息子“ラグサット”と言う者なんだけど、君等もアルバート家に何か用なのかい?」
「あ……はぁ……何だか大変な事になってる様なので、何か力になれればと思って……」
私こういう人、キライです。聞いてもいないの
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