ペルソナ3
1899話
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
ートボウよりも強力な弓とか。
「まぁ、何もないよりはマシだろ」
荒垣の方は、特に興味がないらしい。
まぁ、この辺りは色々と人によって思うところは違うしな。
「結構入ってるんだな。俺ッチ達が探索している階だと、そこまでの金額は入ってないんだけどよ」
「より上の階になれば、入ってる金額も多くなるんだろうな」
「そうなのか」
順平の呟きにそう告げると、思わずといった様子で順平がそう聞いてくる。
もっとも、次の瞬間には俺に聞き返したのだと知り、微妙に気まずい表情を浮かべていたが。
ともあれ、順平にとっては金額について色々と聞きたい事もあるのだろう。
桐条達がタルタロスで見つけた現金をどう処理しているのかは、分からないが。
「さて、取りあえず宝箱も開けたし、さっきの場所まで一旦戻るぞ。次は右だ」
そう告げ、俺達はそのまま先程の分かれ道まで戻ってくる。
先程は左に行ったので、今度行くのは当然右だ。
そうして進むと……
「階段だな」
不意に姿を現した階段を見て、荒垣が呟く。
そう。その言葉通り、現在俺達の視線の先にあるのは階段だった。
いや、別に階段があるのは不思議な事って訳じゃない。
実際、俺達は階段を求めて移動してるんだし。
それでも、こうしていきなり階段が姿を現すというのは、かなり予想外の光景だったのだ。
もっとも……
「じゃあ、次の階に行くか」
「え? いいのかよ? 宝箱とか探す必要があるんだろ?」
「階段を探している途中ならな。宝箱は、あくまでもついでだ。本命は、あくまでも階段なんだよ」
「けどよ……」
先程現金を見つけた為か、順平は尚も言い募ろうとする。
まぁ、バイトをしている訳でもない順平にとって、6000円を超える金額というのはかなりの大金だしな。
そんな風に考えつつも、俺は18階に向かって上がっていくのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ