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ヘタリア大帝国
96部分:TURN9 ドクツ動くその十一
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ながるからね」
「その通りだ。では動くか」
「よし、じゃあやるよ」
「そうするか」
 こう話してだ。そのうえでだ。
 ロンメルとプロイセン妹の艦隊は一撃離脱を繰り返しながらポッポーランド軍を横から、後ろから霍乱していた。そしてその惑わされるポッポーランド軍にだ。
 マンシュタイン率いる主力艦隊は総攻撃を浴びせる。そしてだった。
 一方的に、それこそ攻撃さえできなかったポッポーランド軍の司令はだ。こう言った。
 旗艦も大破している。艦橋に警報が鳴り響いている。その中でだ。
 彼はだ。こう部下達に言った。
「ここまで損害を受けてはな」
「はい、最早です」
「残念ですが」
「戦闘不能だ」
 司令は忌々しげに部下達に告げた。
「だからだ。いいな」
「はい、降伏ですね」
「そうされますね」
「そうするしかない。ではだ」
 こうしてだった。司令はドクツ軍に通信を入れた。そうしてだった。
 ポッポーランド軍の主力艦隊は降伏した。そしてそれはそのままポッポーランドの敗北になった。ポーランドはワルシャワにおいて呆然としながらも降伏に同意した。こうしてドクツの初陣は完勝に終わった。


TURN9   完


                 2012・3・9

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