0242話『対馬の不思議探し』
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ッコン指輪にも関係してくるんだけど提督と榛名さんがケッコンカッコカリした日だけ限定して二人は分離できるみたいなんだ」
「それはまた……不思議ですね」
「でしょう? それでその日はもういつも以上に二人はべったりしちゃっていたしね」
それで明石さんはごそごそと引き出しの中を漁っていて、取り出したのは何かの写真でしょうか……?
それを見せてもらって驚きました。
「司令と榛名さんが二人でキスをしていますね……」
「うん。青葉ちゃん渾身のショットなんだけどその後にすぐに次の日になった瞬間に榛名さんは消えちゃったの」
「司令の身体に戻った、という感じですか……?」
「そう言う事……だから私も提督と榛名さんが一年中分離できるように妖精さん達と話し合って今も薬を開発中なんだけどなかなかうまくいっていなくてね」
あははーと笑う明石さんだけど、そんなものを普通に開発しようとしている明石さんの腕が異常だと捉えるべきでしょうか……?
対馬の中でまた不思議な事が追加されました……。
「ま、そんなわけで提督と榛名さんは結局のところ両想いだから今の関係が保てている感じかな? 対馬ちゃんも想像してみてよ? 好きでもない相手と同じ体を共有するとかそんなの嫌でしょ……?」
「確かにそれはとっても嫌……ですね」
そう考えるとなるほど、今の司令と榛名さんは好き合っているから同じ体でも不満はないわけなんですね。納得しました。
一つ不思議が解明できたかもしれませんね。
まぁ、それでもまた増えるんでしょうけどね……ふふふ。
私の探求心はなくなりませんよ。
そんな事を思っている時でした。
「明石、ちょっといいか……?」
そこにひょっこりと司令が工廠の部屋へと入っていきました。
「あ、はい。なんでしょうか?」
「ちょっと相談したい事があるんだけどいいか?」
「わかりました! それじゃ対馬ちゃん、ちょうどいいって言うのもなんだけどお話はまた今度ね?」
「ふふ……わかりました」
「対馬は何の話を明石としていたんだ……?」
「ふふふ……提督には内緒の話ですよ」
「? そうか」
司令が納得しかけていた時でした。
《あー!?》
突然榛名さんが顔を出してきて顔を真っ赤にさせながら叫んでいました。
「ど、どうした榛名……?」
《あ、明石さん……その写真は何ですか!?》
「え? あ、やべ……」
それで司令も気づいたのか写真を取り上げながら、
「これを撮ったのは誰かなー?」
《榛名は大丈夫じゃありません!》
「い、いえー……その、青葉さんです……」
あっさり青葉さんが売られてしまいました。
明石さんも自分の命が大事ですからね、分かります。
「そうか……あとで青葉を捻らないとな」
《許
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