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ヘタリア大帝国
93部分:TURN9 ドクツ動くその八
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妹に返した。
「うちの兄貴も喜んでるわよ」
「プロイセンさんもそうなのね」
「そうだよ。兄貴も総統をかなり褒めているわ」
「私達と同じく」
「そうよ。そうしてるわ」
「ドクツは一つにまとまってるのね」
 ドイツ妹はこのことも察して述べた。
「オーストリアさんにハンガリーさんもそうなっているし」
「そうね。全てはレーティア総統の下に」
「あの方の共にね。私達は進むのね」
 こう話してだ。そうしてだった。
 ドクツの艦隊は進んでいた。そうしてだった。
 ポッポーランドに侵攻した。それを聞いてだ。
 ポーランドは自分の国の菓子をかじりながらだ。リトアニア、今はソビエトにいるかつての相棒に対してだ。電話でこんなことをだ。実に陽気に話していた。
「で、ドクツが来たんよ」
「えっ、それって大変なことじゃない」
「大丈夫大丈夫」
 驚くリトアニアにだ。ポーランドは明るく返す。
「ドクツなんか楽勝だしーーー」
「けれど結構な数が来てるんだよね」
「まず国家艦隊が四つ?」
 ドイツ達であることは言うまでもない。
「それと後二つ来てるんよ」
「合わせて六個艦隊」
「で、うちは十個艦隊なんよ」
「数は優勢だけれど」
「だから楽勝じゃね?」
 実に明るく言うポーランドだった。

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