暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第七章 C.D.の計略
トーチのメダルとヤミーと思惑
[8/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
にバースはあの豪腕に捕まり捻り潰される。


里中やライドベンダー隊の援護射撃はあるが、すでに勢いの付いたヤミーの勢いを殺すには至らず―――――



「ダァッ、ッしょぉ!!!」

「ぎぇっ!!!」

ヤミー、本日二度目の吹き飛びである。
今度は生身の肉弾戦によるもの。

襲い掛かった真横からのドロップキックが顔面に突き刺さり、再び無様に転がることとなったのだ。


一方、後藤は突如として乱入してきたその人物に驚いていた。

姿は、すでに変身している。
だが自分と同じバースであること。その差異としては、身体各所のオーブを囲む赤いリングがあること。

即ち、仮面ライダープロトバース。

それを使い、こんな雑ともいえる荒々しい戦い方をするのは一人しかいない。


「よっ、後藤ちゃん!!大丈夫かい」

「伊達さん!?」

「到着は明日とかじゃなかったですか!?」


その登場に驚く里中に後藤だが、それに対し伊達は

「いやぁ、向こうと時差があるの忘れててさ。今日だったわ!!」

と大笑いして弁明していた。
ハァ、と溜息をつく後藤だが、彼が来たとなれば心強い。


「後藤ちゃん。俺が引き付けるから、そっちは準備よろしく!!」

「了解しました!!無茶しないでくださいね!!」

「後藤ちゃんに言われたくないねぇ!!」



パシン、と肩を叩き走り出すプロトバース。
大振りで豪快な攻撃をするのは、両者ともに共通すること。

だが、その荒々しさの中に確実性を持ったプロトバースの動きにかなうわけもなく、ヤミーは簡単に懐に入られてしまった。

しかし



「ヴォッッ!!」

「ガっ!?」

咆哮一発。
そのパワーの差が故に、プロトバースは腕の一振りで吹き飛ばされてしまった。


「伊達さん!!」

「いいから早くしろ後藤ちゃん!!こっちにゃ援軍ももう来てんだ!!」

《サゴーッゾ!!》

「ハァっ!!」

ドォン!!!と、タイルをバラバラに砕きながら着地してきたのはオーズ・サゴーゾコンボ。
ついに追いついた映司は、ライドベンダーから飛び降りるとともに変身し、その着地とともにその振動波をヤミーに向けて送り込んていたのだ。


ズシィッッ!!と重くなるヤミーの身体。
ぞれでもズルっ、と脚を動かそうとするツキノワグマヤミー。

だがオーズがドラミングを始めると、その動きすら困難なものになっていく。



「行くぜ後藤ちゃん!!」

「はい!!!」

その隙に、バースは全ての装備を展開し、プロトバースもブレストキャノンにありったけのメダルを注ぎ込んでいた。
そしてバースはパーツを合体させCLOWs・サソ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ