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世界をめぐる、銀白の翼
第七章 C.D.の計略
新たなる者達1
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そしてG5ユニットの教官(であるはず)の尾室隆弘が、一斉に車に乗り込んで走り出した。



そして、現地に到着すると




「む、氷川さんか」

「あれ?名護さんじゃないですか」

その現場にいたのは、仮面ライダーイクサに変身する賞金稼ぎ、名護啓介だった。
どうやら彼も連絡を受け、近くにいたので現場に来たらしいのだが


「おそらくこれは、私たちの仕事だろう」

「え?じゃあ」

「襲われた女性の話だと、襲ってきたのはステンドグラスのような怪物。間違いなくファンガイア」

「じゃ、じゃあそいつ捕まえに行かないと」

「その心配はない。そいつは死んだ」


名護によると、すでに回収されてしまったがここにはファンガイアの物であろう遺体(というか、砕けたガラス状の破片)が散乱していたらしい。
ファンガイアは死亡すると、その体がガラス状になって砕けてしまう。現場に残っていたの物は、おそらくそれだろうというのが、名護の推測だった。


「あの・・・・じゃあ誰が?」

「わからない。だがいくら相手が犯罪者ファンガイアだとしても、殺害という手段は御法度だ」


この場合は殺人ならぬ殺ファンガイア、ということになる。
とはいえ、この状況では正当防衛も成り立つため罪に問われる可能性は薄いのだが。


「一応調べる必要があるだろう」

「じゃあ、この件は」

「私たち、素晴らしき青空の会が受け持つことになるでしょう」


そういって、名護が腕を組んで頷く。
元々は独断と偏見に動いていた彼だが、渡達との関わりでかなり軟化し、今では熱い正義の男。

さあ、犯人を追うぞ。
その命、神に返しなさい。



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ヴ・・・・グジュル―――――――



マンホールからのわずかな光。
それのみが照らす、闇に覆われた地下水道。

そこを這うように、一体の怪物が移動していた。


「ダ―――りな・・・イぃ・・・・」


まだ体は不十分。
まだまだライフエナジーが必要だ。

この体を早く再生させ、我らがこの世界の覇権を握るのだ――――――





様々なことが始まっている。



我々の知るところでも
そして、知らないところでも




to be continued

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