第七章 C.D.の計略
新たなる者達1
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覚めると同時にそれがすでにアギトの力であったりするものや、微弱な超能力が強力なものへとなっていき、ゆっくりと発現する者もいる。
どちらにしろ、それまで“no Name”同様の人間が、いきなり力に目覚め、さらには異形の姿になってしまうとすればそのショックは計り知れない。
とはいえ、今では「EARTH」の存在によってアギトという力や存在が広まり、そこまで大きなショックにはなっていない。
だが、それでもショックなものはショックではあるし、どうすればいいのかわからないというのが大半だ。
そのため、「EARTH」の一部署という形で「アギトの会」はあるのである。
そして今日は、今年に入って五回目の会合になる。
「アギトの力に目覚める人、減ってきたんだっけ?」
「減ったというか、落ち着いた感じですかね。最初のころは、何が何だかわからなくて引きこもってた人が、一気に押し寄せてきた感じでしたから」
「ふ〜ん。で?オーヴァーロードは?来たことあるの?」
「それがわかんないんですよね」
「・・・・まあ、そうだよな」
オーヴァーロード
「闇の力」とも呼ばれる、仮面ライダーアギトの敵―――といえば一番しっくりくるだろう存在だ。
彼らには「光のオーヴァーロード」と「闇のオーヴァーロード」という対局の存在がいた。
「闇」はかつて人類を作り出し、「光」はその人類にアギトの力を与えた。
「光」は消滅したものの、その残された「アギト」の力を恐れた「闇」は、その力を発現しつつあった超能力者を始末し始めたのだ。
彼としても人類は自らの子供。
胸の痛むことだが、致し方ない。異なる存在が混じれば、総ての子が滅ぶかもしれないからだ。
そうして差し向けられていたのが「アンノウン」と呼ばれる使者であった。
そして、それらとの一連の戦いが、仮面ライダーアギトという物語となる。
結局のところ、闇の力は人類とアギトの共存が可能かどうかを、一人の男との賭けとして見守ることとなり、手を引いたところで戦いは集結している。
「まあ、連絡とか取れないのはしょうがないですよ。相手神様ですもの」
「神様というにはちょいとまあ・・・でもそうだからな」
「にしても、ほんとごっちゃになりましたよねぇ〜」
「なにが?」
「人類の起源ですよ。俺んとこで行けばその話ですけど、剣崎さんだとバトルファイトでしょ?さらにまどかちゃんのとこだとキュゥべえのおかげとかなんとか」
「あ〜・・・・確かに。ハクオロさんのとこだと種族は違えど「人類」の起源はあの人だし。クラウドのとことかはモロにだし」
「どういう解釈にすればいいんでしょうね?」
「うーん・・・・たぶんな」
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