第七章 C.D.の計略
みんなを、信じてるから
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「ほむら!!おかしいとこない?頭痛くない?」
「ダメよ、鹿目さん美樹さん。暁美さんは目を覚ましたばかりなのだから」
「ンなこと言って、なかなか起きないって聞いたら真っ先に肩ゆすったのマミじゃねーか」
「んなっ!!」
「だ、大丈夫よまどか」
「ホント!?ほんとに大丈夫!?」
「だ、だいじょうぶ・・・だkら・・・く・・・b・・・・」
「うわぁ。ほむらの顔がソウルジェムと同じ色に」
「ちょ、まどかオメー放せって!!ほむら死ぬぞおい!!」
「いやぁ。それにしてもどの扉もニセモノで、結局最初に立ってた床の下だったなんて、えげつないねぇ」
「でもそれに気づくなんてすごいね!!」
「そ、それほどでもないわ」ファサァ
医務室。
無事に目を覚ましたほむらに、まどかたちが飛び掛かっていっていた。
そのわきでは、寸でのところでソウルジェムから抜け出ることに成功した晴人たちが、背を合わせてぐったりと座り込んでいた。
そして、ソウルジェムは無事に上条の手によって無効化。
魂は完全に、彼女たちの元へと帰っていった。
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「キュゥべえが?」
「はい。新しい任務と」
「ま、確かに宇宙には寿命があるとはいわれているが・・・・・」
「それをどうにかするってのか?まだいってんのかよ」
「でも、あいつそんなに乗り気じゃなかったような・・・・」
事が落ち着き、ほむらの報告を聞く蒔風。
こちらも体調が落ち着いたようで、冷えピタを張っているものの大丈夫そうだ。
と、その蒔風が顎に手を当て、考え込む。
「乗り気じゃない?」
「はい。なんというか、積極性に欠けるというか・・・・」
ほむら曰く、今回の彼の行動には積極性がないという。
かつて、まどかを魔法少女にしようと勧誘し、付きまとっていたことのような感じがなかったらしい。
「むぅ・・・・」
「だ〜め!舜君はそれ以上使わないの〜」
「あっ、こらなのは!!」
だが、そこでなのはがおでこをペシンと叩いて蒔風を座る椅子ごと運んで行ってしまった。
キャスターの付いた椅子は、実に軽快に廊下を走っていってしまう。
「んま、あいつはそんな感じだから、こっちはこっちで調査しとく」
「よろしくお願いします」
と、そうしてショウが話を引き継ぎ、今回のことは終わらせる。
なにかが、始まる気がした。
大きな大きな、何かが。
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