第七章 C.D.の計略
アンダーワールド
[9/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
。
ウィィィン、とサンルーフが閉まり、バックミラー越しに笑う唯子の顔が見え、ほむらは何か抗議をしようとするが、やはりそれは却下されてしまった。
「おっと!!やっぱりターンしてくるよねぇ?」
戻ってきた、まどかとマミ。さすがに、バイクよりターンは早かったらしい。
だが、戻ってくるということは、彼女に近づいていたということにもなるのである。
「アクセルシュート!!」
「「!!」」
唯子の運転する車を覆うように、前方から無数の魔力スフィアが飛来し、まどかとマミに向かって襲い掛かっていっていた。
それらを回避し、打ち下とす彼女たちだが、その足は大幅に遅れさせられていた。
「このままいくよっ!!」
『おい唯子!!』
ククッ!とアクセルを踏み込む唯子。
しかし、そこに翼刀からの通信が入ってきてしまったので、なんだかキレが悪そうな顔をしてそれに出る。
「な〜に〜?」
『まさかお前、さやかちゃんと杏子ちゃん倒したからそこにいるとか言わないよな?』
「え?倒したよ?」
『説明したじゃん!!あいつら死ぬとかそういうの無いんだから』
「――――しまった」
『は?おい!!』
ゴォンッッ!!!
「うわぁ!!」
〜〜〜〜〜
「おい唯子!?くっそやっぱ来たのかよ。あれだけ言ったのになんで聞かねぇんだよ!!」
ドドドッッ!!
「うぉっ!?く、串刺しとはね・・・・」
「あんたこれくらいじゃ死なねぇだろ!!」
ドドドドンッ!!
「両肩貫いてビルに固定して、さらに脇下とかに刃かよ・・・・」
「これなら復活とかもないだろ!!今行くぞ唯子ぉぉぉおおお!!!」
「・・・・」ポツーン
〜〜〜〜〜
ゴォンッッ!!!
「うわぁ!!」
「や、槍!?ってことは、杏子!?」
高架橋を走る唯子たちの車の後ろを追うように、下から連続で、巨大な槍が突き出してきた。
ガラガラと崩れていく高架橋。その崩壊と槍から逃げるように、アクセルを目いっぱいまで踏み込む唯子。
そのおかげもあって、それに巻き込まれることはなさそうなのだが、槍とともに飛び出してきたもう一人の少女からは逃げられず―――――
バゴンッッ!!
ガキョッッ!!
「きゃあ!!」
「ぬぅお!?」
車の上に着地したさやかの剣が、サンルーフのど真ん中を貫いてきた。
さらにそこからギギギ、と剣をひねり、切り開こうとしてくるではないか。
「ちょっと何してるのよさやか!!」
「それ本人じゃないから言っても無駄!!」
肩越しにそれを見て、唯子が叫ぶ。
そしてさせっか!!と言わ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ