第七章 C.D.の計略
アンダーワールド
[8/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「クソッ!!ほむらちゃん、どっか思いつかないのか!?スーパーとか!!」
「なんで所帯じみてるのよ!?主婦か私は!!」
「ブックオフ?」
「休日暇な男子と一緒にしないでちょうだい!!」
「じゃあホームセンターとか?」
「あ、それはあるかも・・・・じゃなくて!!だから」
「おっと」
「ゥきゃぅお!?」
反論しようとするほむらだが、マミやまどかの攻撃を避けようと晴人がバイクを左右に振ったため、Gで首が置いていかれて変な声が出てしまった。
「ちょっと!?」
「まってくれ、今それどころじゃないかも」
ゴゥッ――――ダキュキュキュキュキュガガガガガガガガガガガッッッ!!!!
「きゃぁ!!」
「あっぶねぇ!!!」
とても強い風切り音。
その後から、たっぷりの弾丸が地面を抉っていき、その音はもはや識別できないほどの連続音となって彼らの高等部を叩くほどに強烈となって襲い掛かった。
しかも、その隙間を縫って蛇のようにまどかのホーミングアローが追いかけてくるので、回避するだけで精いっぱいだ。
「飛ばすぞ!!!」
「ええ!!」
一気にアクセルをひねり、加速していくマシンウィンガー。
だが、魔法少女たちの肉体はそれを難なく追えるだけの力を秘めているのだ。
「思い出すんだ!!君の始まりは、なんだ!!」
「私の・・・始まり・・・・」
そんなことを言われても、こんな状況で思い出せるわけがない。
それに、さっきの場所で思い出せなきゃほかにどこがあると――――
『私は・・・・まどかとの出会いをやり直したい!!』
「・・・・まどかとの・・・出会い―――――あ、そうよ!!」
「なんだ!?」
「学校よ!!見滝原中学、二年教室!!!」
そうだ。
私の始まりは、見滝原中学校。
そこで、まどかと出会ったところから始まったんだ。
「でも、ここからじゃ逆方向よ!!」
「じゃあどっかで・・・・いや、いけるか」
「は?」
「よっしゃ。じゃあ―――――」
ガッ!!
「ショータイムだ!!!」
「え、うわぁぅ!?」
勝手にひとり納得して、ブンッ!!!とほむらの身体を宙に放り投げる晴人。
マシンウィンガーと魔法少女たちは勢いでそのまま走り抜けるも、ほむらだけが宙でおいて行かれてしまう。
そして若干、晴人たちとは逆方向に向かって投げ飛ばされたほむらの身体が重力に従って落下し――――
ドサッ!!
「ナーイスキャッチィ!!!」
「え?は?綺堂唯子!?」
唯子の運転する車の空いた天井から車内へと跳びこんで着地していた
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ