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世界をめぐる、銀白の翼
第七章 C.D.の計略
アンダーワールド
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杏子の魂が隠されていたのは、見滝原市郊外の廃墟となった教会内部。
マミの魂は、彼女が初めて魔女から人を救えなかった、中央公園。
まどかの魂は、見滝原市の交差点のど真ん中らしい。

ちなみに、彼らは知らないがさやかの魂は見滝原病院でビーストとさやかが見つけていた。


「だから、君が初めて魔法少女として何かを刻まれた場所。きっとそこに、君の魂はある」

「―――――私の・・・は・・・・」

「蒔風が言うには、ここだと思う、とか」

「え?」


そういって、バイクを止める晴人。
場所は、交差点のど真ん中。

とはいえ、斜め上には高層く道路なのか、高架橋が並行して走っている。
すでに取り繕う必要性がないためか、通行人は皆無だ。


「ここ?でも私、ここは知らないわよ?」

「ここはまどかって子の魂があった場所と同じらしい」

「まどかの?」

「そう。そしてそこは、君が魔法少女の契約を行った場所でもある・・・とか」

「あ・・・・」



『私は・・・・まどかとの出会いをやり直したい!!』




「あの・・・場所が・・・」

そうか、ここだったのか。
ワルプルギスの夜のせいで滅茶苦茶にされていたし、足元は水浸しだったからわからなかった。

だが、確かに自分の原点だというからにはココしかないだろう。
ならば、ここにあるのか?


「それは本人にしかわからないね。何か感じる?」

「・・・・・なにも」

「そっか。んじゃぁ、適当に」

ドォオン!!!

「わお」

「なに!?」


回ろうか、と言おうとした瞬間、轟音がその場を支配した。
とっさに振り返ると、そこにはマミとまどかの二人を相手にしていたなのはが、二人の攻撃を華麗に回避しながら路地から飛び出してきたのが見えるではないか。


「やっば・・・のんびりしすぎた!!」

「え?ちょ!?」

「急げ!行くぞ!!」

ほむらの腕を掴んで後部座席に乗せ、即座にバイクを発進させる晴人。
そのはるか後方では、攻撃をまっすぐ上空へと昇って行って回避していくなのはへと、その攻撃を放つだけはなってほむらのほうへと跳びだしてくマミとまどかの姿があった。


「くっっ!!」

バババン!!と、レイジングハートを振るってその先端から洩らした魔力で弾丸と弓矢を払い消し、その二人の後を即座に追って飛び出してくなのは。
地面まで一気に降下して、スレスレで90度方向転換してその後を追う。



一方晴人は、一般道から高架橋と昇っていく道路へと入り、反応もしない入り口を素通りして侵入していった。
その後を、魔法少女の二人、そしてかなり離れてなのはが追う。

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