第96話 プロパガンダ
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リ氏であると判明しました。こちらの鎧を着た長髪の男性がテロ事件のゼツ容疑者と見られます。
統括理事会からのコメントが来ております。
「今回このようなテロ行為を許してしまった事は正に痛恨の極み。都市の治安を揺るがしかねない事態にまで発展しようとしていた矢先にこの少年はテロに対抗する為に孤軍果敢に立ち向かい、多くの大切な学生諸君を助ける為に踏ん張っています。我々はこの少年に報いなければならない!テロは断じて許されるものではない!」と公式に発表し、毅然とした態度でテロ行為に抗議すると約束をしました。
ここでゲストの大人気アイドル『一一一(ひとついはじめ)』さんにコメントを頂きたいと思います。よろしくお願いします。
「いや〜。都市のピンチに駆けつけるなんてヒーローだね。是非ともお友達になりたいな。今度ライブがあるから特別ゲストで来て貰うのも悪くない......誰か彼の連絡先を知っていたら教えてくれないかな?」
ありがとうございます。
大部分関係ないような気がしますが、都市を守ったサソリさんには都市から感謝状が贈られる見込みです。
サソリさんは以前に起きた『幻想御手事件』解決に尽力したとの情報もあり、一部では英雄として讃えられています。
******
復活したマダラは枯渇したはずの塵に近い血液が幽かに通い出す血の脈動に高揚感を露わにしながらもヒビ割れた顔で歪に笑みを浮かべた。
背中側には黒く長い逆立った尾が二本煙のように伸びながらマダラの身体の周りに湯気のようにチャクラがまとわりついている。
割れた顔の隙間から真っ赤な液体が粘り気が比較的に緩やかな液体が流れているのが傍目からでも見えた。
「......?!どういう事だ?」
マダラは細かいヒビ割れた腕を眺めながら限られた情報から現状へと対応を開始し始めた。
「よ、余所見してんじゃないわよ!」
先ほどまでとは違い、桁外れの殺気に若干怯みながらも麦野は弱さを振り払うように一歩踏み出しながらメルトダウナーを3発連続で放つ。
「.......」
「!?」
マダラは少しだけ表情を綻ばせると一瞬で姿を消して光る写輪眼の残光が曲線のようにだけ動くと麦野の目の前に体勢を低くした状態で移動した。
「塵遁か......両天秤の小僧関係のようだな」
「くっ!」
マダラは麦野の目を突こうと拳を突き上げるが砂の盾がガードして麦野を守るとメルトダウナーを再起動して咄嗟に頭を下げながら脇腹を抉り抜いた。
「やるな」
風化した血糊のような体液がドロリと流れ出すがマダラは意に介さないように印を結ぶと
火遁 業火滅却の術
口から広範囲に渡る爆炎を放ち姿勢を低くしていた麦野の背中目掛けて火の津波を引き起こした。
「がああー!?」
砂が麦野を包み爆炎地帯から逃すが高温を
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