暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1897話
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うのは、桐条にとっても面白くないのだろう。
 いや、面白い面白くないで判断するのもどうかと思うが。

「そっちの要望は分かった。じゃあ、今日のタルタロスでだな。……ただ、言っておくが俺達が攻略するのはタルタロスの17階だぞ? 順平の能力だと厳しい可能性もあるが……」

 これは、当然の事だった。
 既に16階の封印が解けているというのを知らせてある以上、わざわざ15階で行動する必要はない。
 17階を……そしてより上層階を探索するのは当然だった。
 それに、16階の封印が本当に満月の時に出るイレギュラーシャドウを倒す事によって解けたのかどうか……それを確認する為には、やっぱり16階と同じような封印のある場所に行く必要がある。
 勿論、そういう封印があるという前提での話だが。
 そして封印があるとすれば、怪しいのは30階前後といったところか?
 最初の封印が16階だったのを考えれば、妥当な選択だと思う。
 ただ、小ボスがいるのが5階ずつかと思ったら、実際には結構ランダムだったりした事もあって、封印があるとしても本当にその通りかどうかは……微妙なところなんだよな。
 ともあれ、俺に出来るのはタルタロスを攻略する事だけなんだが。
 順平が17階でどのような反応をするのか……個人的には、そろそろ自分の立場をきちんと把握し、選ばれた存在だとかでのぼせ上がるのを止めて欲しいとは思う。
 それがどういう結末を向かえるのかは、今日のタルタロス次第、か。
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