第10話:前編
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吐くとか、いい度胸してるぜ」とか、「調教、もとい教育が必要ですね」とか言ってるし。2人はロキ・ファミリアで何をするつもりなの!?
この3人より更に怖いのがエミリアさん、レムさん、ラムさんの3人だ。「氷漬け…。ううん、氷結粉砕……」とか、「『五形頭』で圧殺?それとも【アルヒューマ】で串刺し?」とか、「駄犬の調教には手足の1本位斬り落とす必要があるのかしら?」とか言ってるし。
眷属全員が出張ってる時点でロキ・ファミリアの主神と団長の胃がヤバいと思うので、これ以上の負担を与える言動は勘弁してあげて下さい!!
っと、こんな説明をしている間にロキ・ファミリアの本拠地――黄昏の館に着いちゃった。あっ、門の所に朱毛の男性――いや、女性?多分、派閥の主神であるロキ様かな?と小人族の男性、エルフの女性が立ってる。
「おはようございます、ロキ様。それにフィンさん、リヴェリアさん。私達が尋ねる時間帯も伝えて無かったのに、まさかロキ・ファミリアの主神と団長、副団長の御三方が出迎えてくれるとは思いもしませんでした」
「30分程前から親指の震えが止まらなくてね。もしかしたら、朝から君達が尋ねてくるじゃないかと思って待っていたんだ。それにしても団員総出――しかも、完全武装で来るのは予想外だった。
随分と物々しいね。今日はそちらの派閥の新人への謝罪と賠償金の受け渡し等をするだけだと思ってたんだけど、僕達の考え違いかな?」
「別に戦争遊戯をするつもりはありませんよ。ただ、そちらの派閥は血気盛んな団員が多いみたいなので、念の為自己防衛ができる装備を整えて来ただけです。
駄狼とか、駄狼とか、駄狼とか、団長を愛して止まない盲目恋愛脳アマゾネスとか、駄狼とか、突っ掛って来そうな気がしたので……」
「は、ははは……。ウチの眷属らは随分嫌われてもうたみたいやな〜………」
「そうですね。うちは主神も含めて同眷属愛の深い派閥なので、同眷属を馬鹿にされてご立腹なのも多いんです。ここに辿り着くまでの間に駄狼の調教方法や処刑方法を話し合っている子もいましたので」
「さ、流石に処刑は勘弁して欲しいんやけど」
「させませんよ、そんなこと。本当にしたらギルドから罰則が科されるかもしれないじゃないですか」
「……つまり、罰則が無ければベートを処刑しているということか?」
「少なくとも私は9日前に駄狼の顎を砕いたので、それ以上の肉体的報復を行う気はないです。ただ、他の団員の中には私の行った報復に納得できていない者もいるというだけです。リヴェリアさん」
「……取り敢えず、場所を移そうか?こんな所で立ち話をしてい
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