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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica7-Cそうだ、合宿へ行こう〜Hot Springs〜
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「排水管なども同時に進めないといけないし・・・」
「そうやね〜。少しばかり大人が足りへんかもな〜」
「男がルシルとザフィーラだけっていうのもキツイかも」
なのはさんとフェイトさんとはやてさんとアリシアさんが唸った。魔力を使って人並み以上の力を引き出せてる大人組でも、さすがに人手が足りないって思えるほどの重労働なんだよね。ちなみにシャルさんは、ノーヴェやヴィヴィオ達と交じって排水管を通す穴掘りしたり、岩を“キルシュブリューテ”で切断して加工したり。アリサさんとすずかさんとアインスさんとザフィーラ、それにガリューは、湯船の縁になる大岩の運搬だ。
「ルシル君。
影の触手
(
カムエル
)
って今は使えへんのかな・・・?」
「・・・まぁ何とかなるか」
「ちょう待ち。今の間にこっちが不安になったわ・・・」
「いや俺ももう少し役に立たないとな。・・・我が内より来たれ、貴き英雄よ。汝らは鋼の体を持つ、罪に塗れし乙女。鋼を操り、暴力の光を振り、破壊の波を流し、磁力を発し、風を発する。来たれ・・・」
すでにめちゃくちゃ役に立ってるルシルさんが詠唱し終えたら、その周囲5ヵ所に魔力が収束し始めた。魔力はすぐに人型になって、「あ・・・!」その姿に私は声を上げた。プライソンの元で過ごしていた際に何度も見たその姿。お姉ちゃんも「なんで・・・」って漏らして、ノーヴェは「テメェら・・・!」って殺気立った。
「現実に召喚される日が来るなんて思わなかったわ」
「アルファ・・・」
「やっと・・・やっと、地獄から抜けられた・・・」
「ベータ・・・」
「くぅ〜! 本物の太陽だ〜!」
「デルタ」
「ヴァルハラの風も悪くはなかったですけど、イプシロンはやはり現実の方が良いです」
「イプシロン・・・」
「デルタ姉様やイプシロン姉様に同意ですね。太陽の暖かさ、風の心地良さはやはり現実に限ります」
「ゼータ・・・!」
プライソンの娘、“スキュラ”6姉妹のうち5人がそこに居た。現実で生死不明の行方不明なガンマだけが居ない。ノーヴェが「テメェら死んだはずだろ・・・!」って宝石型の待機モードな“ジェットエッジ”を取り出したから、フォルセティとヴィヴィオが「ストーップ!」って制止に入った。
「ええ、私たちは見事に殺されたわ。だからここに居る私たちは偽者なのよ」
「ルシリオンのスキルによって存在している、魔力の塊の使い魔。それが私たち」
アルファとベータがそう説明して、私とリヴィアとノーヴェはルシルさんの方を見る。ルシルさんから“エインヘリヤル”の説明を受けた。話を聴けば聴くほど、ルシルさんの特異性に開いた口が閉じなくなった。
「そういうわけだからノーヴェ。君やクイントさん達が受けた仕打
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