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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's〜STS編
第百八話 魔導師ランクの獲得試験 後編
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ノが横たわったまま周囲に目をやると刃の壁、鋼の軛が周囲に展開されていた。
爆発で崩れたビルやら何やらの粉塵避けに士郎が展開したものだ。
「お節介焼きだな」
「性分でね。
さすがにここまで激しくした後に放置するのは気が引けただけだ。
それと」
士郎が差し出したのはS2U。
ちゃんと回収してきたらしい。
「本当にお節介焼きだな。
だけど感謝するよ。
長い間の相棒だからな」
S2Uを受け取りながら立ち上がるクロノ。
「僕は大丈夫だから速く行くと良い。
制限時間があるだろう」
「ああ、そうさせてもらおう。
じきに回収班が来るはずだ」
背を向けて歩いていく士郎。
クロノはモニターを起動するとまだ制限時間に余裕はある。
結局、空と陸、さらに執務官であるクロノを含めて制限時間を使い切る事ができなかったということだ。
「まったく、とんでもないな。
士郎!」
改めて考えるととんでもない友人を呼び止める。
「次は勝たせてもらうぞ」
「いつでも受けて立つ」
士郎はそう言い残し、ゴールに向かって跳躍する。
その姿をクロノは見送る。
「魔導を用いない近接戦闘能力。
一からだな」
未だ高みにある友人への挑戦を目指しながらも、強がりも限界だったようで、座り込んでしまうクロノ。
回収と救護に来た管理局のメンバーの慌てようを背後で感じながら、ゴールの方を見つめていた。
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