眷属を集めます
二話
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やってやろうではないか!
基礎トレーニングとしては、全力ダッシュを10分。腕立て、腹筋且つ背筋を50回ずつ。そして瞑想の順番でいこう。これでメニューとしてはいいのかわかんないけどね。子供の体だからとりあえず、これをこなしていこう!と思い、これを毎日実践していた。
側にはユーベルーナが控えており、たまに我が愛しのマイラブリーシスターレイヴェルが顔を出してくれていた。
ユーベルーナはなにかあったら大変だからという理由でいるらしい。
レイヴェルは暇なときに来るみたいだ。
俺の基礎トレーニングを見ても暇ではないのだろうか。
「お兄様は相も変わらずトレーニングなんですか。なんのためにやっているんですの?」
「前も言っただろ。俺の正義を貫くために力をつけてるんだよ」
「その正義について聞いているんですのよ。いつもいつもはぐらかしてばかりではありませんか」
「なんだレイヴェル。そんなに俺のことが気になるのか?」
「べ、別にお兄様のことなんて気になりませんわ!ただ私は……」
ニヤニヤとからかう台詞にレイヴェルは顔を羞恥で真っ赤になり、口をモゴモゴさせた。
あぁ、可愛いんじゃあ^〜。レイヴェルの可愛さはまさに天使級!!
あ、でもレイヴェルは悪魔だから悪魔級になる?なんか悪く聞こえますね……。
「いつか教えるって」
「むぅ……。私を子供だと思ってからかうのもいい加減にしてください!」
涙目で訴える姿は素晴らしくそそるものがありますな。
「ライザー様あまりお嬢様をからかわないであげてください。最近、ライザー様が構ってくれなくて寂しいと感じておられるんですから」
「えっ。ちょっ!ユーベルーナなにを言ってますの!?」
「なに!ほんとか!それはすまなかったなレイヴェル。いまから全力で遊ぼうじゃないか!!」
「お待ち下さいお兄様!」
「あっ」
俺は基礎トレーニングを早めに切り上げ、レイヴェルとユーベルーナの手を握り、俺の部屋に足を歩めた。
俺の部屋には娯楽道具が結構ある。人間界に行きSFC、GC、64、人生ゲーム、トランプ、花札等を買い揃えたのだ。まだDS以降の機種がないため開発中なんだろうな。
寂しがりやなレイヴェルとユーベルーナの三人で遊び、遊び疲れたレイヴェルはユーベルーナが抱っこして部屋に寝かせにいった。
それからしばらくして、俺のドアからノックされたので返事をする。
「どうぞ」
「失礼します」
ユーベルーナが再び現れた。
「レイヴェルはぐっすり眠ってるのか?」
「はい。いい夢をみているようです」
「そうか。充分構っていると思っていたが、レイヴェル的には足りなかったみたいだな」
「そうですね。1日通して家族で過
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