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魔弾の王と戦姫〜獅子と黒竜の輪廻曲〜
第21話『奪われた流星の丘アルサス〜忍び寄る魔王の時代』【Bパート 】
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ンは意を決する。
馬車に足を踏み入れる瞬間、油断した兵士たちがザイアンの形振り構わない特攻に突き飛ばされる。
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「お待ちください!ザイアン様!もし逃亡を図るものなら射殺せよとの命令を受けています!」
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それは、銀の流星軍に情報が漏れるかもしれない、テナルディエの気掛かりだった。正確には、『あの男』が生きているかもしれない、勇者の完全排除を危惧してのことだ。
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「――――御免!!」
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兵士の一人が、銃を撃ち放つ。二人目も同じく、そして火戦はやがて数を増していく。
迫りくる赤白い銃弾が、ザイアンの生存空間に置かれ、敷かれていく。
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(ダメだったか!?)
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死への恐怖が全身を支配しようとしたその時――
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「――銀閃殺法!八頭竜閃(ヤマタノオロチ)!!」
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突如、ザイアンの脇に、頭前に、幾重にも分かれる『刺突』が放たれる。まるで彼をまもろうとするかのように。
一条一条が明らかな『質量』を持ち、熱を帯びた蜂たちを打ち落としていく。
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「――――誰だ!?」
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後ろを振り向くと、そこには銀閃アリファールを抜刀している勇者がいた。
獅子王凱だった。
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