序章・始まりの始まり
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タロー、この者はタローというのか・・・・・
やはり聞いたことがない、本当に何者だ・・・?
「・・・・・あの、聞こえてますか?」
「!・・・あぁ・・・」
「まぁそのようすだと事故とかではなさそうですね。一応ここがどういうところなのか説明しましょうか?」
「あぁ」
そうだ、私は死んだはず。しかしあの光は一体なんだったんだ?
「聞いてますか〜?じゃあこの村について、この村は《ユクモ村》、一番近い狩り場は渓流でこの村では温泉が特に有名なところなんです」
「おんせん・・・?」
「あれ、ご存知ないですか?まぁとりあえず、この村にはハンターズギルドがありますからそれなりに規模が大きい村なんです何となくわかりましたか?」
ギルド・・・冒険者ギルドではないのか・・・?場所によっては異なるということか・・・
「あぁ・・・」
「それじゃ、あなたはどこかのギルドに所属しているんですか?」
「いや・・・」
「あらそうでしたか、まぁ悪い人には見えませんし目が覚めたばかりでいきなり質問されても困りますよね」
見えない・・・この医者はダークエルフを知らないのか・・・?
「とりあえず今はゆっくりしてて、落ち着いたらまた話し合いましょう」
「わかった・・・」
一旦話しは終ったようだ・・・しかし、本当に私はどうしたというのだ・・・?そしてあのタローという者は・・・?
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数日後 ユクモ村
ここにきてしばらくたったが私はどうやら根本的なところからおかしな場所に来てしまったらしい。
まずここは、この世界は私の知る世界ではないことだ。
怪我の件について私がいた世界では私の回復力は魔族なため怪我の大きさが人間と同じでもなおるスピードはこちらの方が断然早い。
しかしこの世界の人間は私よりも遅くてもハンターと呼ばれる存在はあまりにも早い、それも私を助けたタローという者の場合、基本的に長くても3日かければ完治できてしまう。
その他にも、この世界ではダークエルフのような亜人がいてもエルフという存在は架空のものでこの世界の亜人は竜人族と呼ばれている。
私もその竜人族を見たのだがたしかに竜の気配も感じる。
しかし私にとってそれらを凌駕する事実があった。
この世界ではハンターズギルドというのがありこの世界の狩人たちはそこでクエストを受注し、仕事を狩り場で行う。
私のいた世界の狩人は冒険者の中の職業として扱われていたがあまり人気のない職業だ。ここでは冒険者のことを狩人と呼ぶのが
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