81部分:TURN8 レーティア=アドルフその五
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「確かに。我が国の帝とはまた違った美しさがありますね」
「ゲルマンの理想とも言うべき美貌でしょうか」
「金髪、そして碧眼」
「その美貌がありますね」
「小柄ですが」
これがレーティアの特徴にもなっていた。彼女は確かに小柄だ。
だがそれでもだ。その小柄らさもだ。
宇垣は今度はその目を細めさせてだ。こう言ったのだった。
「いいものだな」
「あの、外相まさか」
「あの方は外相の好みでしょうか」
「そうなのでしょうか」
「素晴らしい方だ」
宇垣はこの感情を隠そうとはしなかった。
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