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ロザリオとバンパイア〜Another story〜
第67話 芸術を粉砕
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校の購買部だし、ま、いっか。凝ったプレゼントってのも、なんか照れくさいもんがあるしなぁー」
アクセサリーを袋に入れたその時だ。
「あ!! カイト!!」
「カイトさんっ!!」
突然、声(大声)が聞えた
「へ??」
一体何事か、と前を見てみると。
「心配したんだよー!! もーこの間ーーっ!!」
「本当ですーーっ!! すごく心配したですーーっ!」
くるむとゆかり、2人そろって カイトに超低姿勢タックル。
「うげっ! ああ ダメだって! 今は!!」
そう言ってももう遅かった。
3人分の体重に耐え切れる訳もない保健室の扉。それが簡単に壊れて、そのまま3人は保健室の中へ。そして 何処か不満顔のギン先輩も一緒に来てたみたいで、保健室へ入ってしまった。
「「!!!」」
仕方ないから、つくね達の方を見てみると、つくねはずっこけていた。つまりは、完璧な残念なタイミングだったらしい。
そう言う星の元に生まれてきただな、と何処かで納得しつつカイトは笑った。
「おはようつくね。目を覚ましたんだな。この寝坊助」
何事も無いように振舞いながら話しかけた。
「あーほんとだ! よかったぁ つくね!! 目を覚ましたんだね!!!」
「よかったですーーー!!」
「なーーんで こいつらばっかなんやーー……」
くるむ、ゆかりがそれぞれ続いた。
ギン先輩は・・・・・・
まだ、ぶつぶつ言ってた。
「モカから聞いたよ! 今日 誕生日だってね! はい プレゼント クッキー1年分!!」
「私は わら人形のわらわら君を!!」
「ほれ」
それぞれまあ・・・個性的なプレゼントをしていた。
『クッキー1年分か! それは随分と食べるの大変そうだな。 んで1年したらまた追加で無限ループするのかな?』とか『ゆかり……、それって操る為の魔具だろ? それでつくねに誰を操ってもらいたいのかな?』とか『ギン先輩・・・ その花束・・・ぜーったいモカにだろ? つくねじゃなく!』
と色々とツッコみたかった。それ程までにインパクトがあり個性的だったから。
だけど、野暮な事は自重した。
つくねとモカは背中合わせで座ってて苦笑しているし。
「ところで今何しとったんや? 自分ら??」
ギン先輩が爆弾発言をしたのだが、つくね達には聞えてないみたいだ、
「(結局・・・好きって言えなかったな・・・)」
そんなつくねにカイトはゆっくりと近づいてくと、そっと袋をつくねの手元に置いた。
「あ・・・カイト」
「ガンバレよ」
つくね以外には聞えないほどの声でつくねに言い、
軽くウインクをした。つくねは無言
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