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ロザリオとバンパイア〜Another story〜
第67話 芸術を粉砕
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場面は代わり、新聞部の部室。
「うーん、なんだか変です〜〜 モカさんとつくねさんに悪〜〜い『気』がまとわりついています……。とても良くない事が起こりそうです……」
部活動中……だが、今は特に作業は無く、ゆかりは別事に勤しんでた。
例の事件の調査を新聞部として出来る限り追う事も、ギン先輩の意向と言う事もあって業務になっているので、ある意味ゆかりも別事、とは言えないかもしれない。
正直、調べるのに限界があって行き詰った状態だったので、占いで糸口を見つけようとしていたゆかり。
失踪者の事は詳しく知らない為、占うにも限界があったので今度はモカとつくねの事を調べてみたら発覚したようである。
「ん? 何してるんだ?」
近くにいたカイトがゆかりのそばまで来た。
「あっ カイトさん。 あのですね、ちょっと気になる事があったので、占いをしてみたんです! そうしたら。 なぜかモカさんとつくねさんに危険が迫ってる結果が出たんです………」
ゆかりの表情は明らかに強張っていて、不安そうだった。
「え〜……? 占いなんて当たるのー??」
信じないくるむはと言うと、胡散臭いそうな視線を向けていた。一般的には くるむの反応が正しいかもしれないが、ここは妖怪の学校だ。
「わたしの占いを馬鹿にしないでくださいですーー! 当たるんですよ!!」
ゆかりは先ほどの表情が何処かに吹っ飛んだ様だ。
暗い表情をするよりはマシだとカイトは笑う。笑いつつ くるむに説明。
「そうだな。占いも決して馬鹿に出来ないぞくるむ。自然界の気を自らの能力とする魔女達は占いの類の術は大得意だ。……まぁ流石に事細かに未来予知の類や一言一句たりとも的中させるのは無理だと思うが、必要な条件が整っていて且つ、簡易な占い程度だったなら、かなりの確率で的中する言っても良いと言われてるよ。……だからかな。オレも少々2人の事が心配になってきた」
魔女と呼ばれた偉人も歴史上にかなりいる。
それらの「力」を恐れた人間達が魔女狩りといった強硬手段をとっていたのだ。
それほど、魔女のその「力」は巨大だったと言う事だろう。
少なくとも人の世を変えるほどに。
「へぇ……、それは知らなかったよ わたしも! でもさっすがカイトだねー♪ 好きっ♪」
「わぷっっ! く、くるっ…… だ、抱き着くなって……っ」
「もーーーっ! カイトさんから離れてくださいです!! それに、今はつくねさん達が心配ですよ〜! うぅ……今一体ドコに」
ゆかりがそういうとほぼ同時に。
ガラッと扉が開く。
心配していたのも束の間、つくねが入ってきた。
「はぁぁぁぁぁぁ・・・ ちゃーーっす………」
ちゃーっ
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