巻ノ百十四 島津忠恒その一
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
と思いました」
「あれが七十七万石の城かと」
「まことに」
「武田家を思い出すのう」
幸村はまだ元服するかしないかの幼い頃も思い出した、その時に仕えていた真田家のことを。
「武田家は大きな城を持っていなかった」
「はい、城は築かれていましたが」
「それでもですな」
「本城はなく館で」
「実に小さき場所だったとか」
「そうであった、人は城であり石垣であり堀でな」
国にいる者達こそがというのだ。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ